サイバーステップ<3810>は、1月28日、東京都内で2019年5月期の第2四半期の決算説明会を開催した。説明会では、同社の佐藤類社長が決算概要やトレバ事業の今後の展開などを説明した後、質疑応答が行われた。今回は、その中からスマホゲームアプリについての話題を取り上げたい。
同社は、昨年12月に『ゲットアンプドモバイル』『暁のブレイカーズ』『トモトル ~ハローキティとハピネスライフ~』の3タイトルの配信を開始している。この3タイトルについては、『ゲットアンプドモバイル』が海外で一定の成果を出しているとしつつも、いずれも「上手くはいっていない」(佐藤社長)とのこと。今後、てこ入れを進め、立て直しに取り組んでいくことになりそうだ。
一方、期待を寄せていたのが先日発表されたスマホ向け新規ゲーム開発プロジェクト『Abyss』だ。『Abyss』は、Google Maps Platformのゲーム業界向けソリューションを導入することが決定しているタイトルとなる。Google Maps Platformは、ガンホー<3765>の『妖怪ウォッチ ワールド』などでの導入実績があり、位置情報などを活用したゲームとして開発されることになりそうだ。
また、この『Abyss』のほかにも新作の開発が進められており、2019年の後半から2020年の前半くらいにリリースを計画しているとのこと。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810