サイバーエージェント<4751>は、人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」で3次元CG(以下CG)の広告活用を見据えた最新技術の実装とCG制作の効率化・自動化を行う「CG R&Dチーム」を設立した。
今回設立したAI Lab「CG R&Dチーム」は、将来的に人物のCGモデルを用いた広告クリエイティブの量産をすることを目的としており、CGを用いた広告クリエイティブ制作の効率化・自動化を実現するための開発実装を行っていく。2018年9月より3DCGに関する共同研究を行っている早稲田大学 森島研究室をはじめ、これまで産学連携にて取組んできた機械学習や画像解析技術を用いた広告クリエイティブの自動生成技術に関する研究成果についても実装対象とし、インターネット広告における早期の適用を目指す、としている。
近年、インターネット広告ではメディアごとの配信フォーマットとアルゴリズムの理解が重要となっており、これらのインターネット広告を取り巻く環境に合わせるため、広告クリエイティブでは多彩なバリエーションと制作スピードが求められるとともに、クリエイティブ制作の効率化・自動化技術の開発及び実装が急務とされている。加えて、ブランディングを目的とした企業の動画広告活用が広がったことを受け、高品質な動画制作の需要が高まっているが、例えばタレントを起用した実写撮影のみの制作では、撮影や制作期間が延びることによるキャスティング費用・編集費用などの増加から、大量のクリエイティブのバリエーションを作成することや、広告効果に応じた広告クリエイティブの新規作成が難しいといった課題があるという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751