adjustは、2月22日、 「ユーザーレベルでの広告収益(User-Level Ad Revenue)」レポート機能の提供を開始した。これは、 ironSourceやFyberなどの業界屈指の広告メディエーションプラットフォームベンダーとの協業によって実現されたもので、 今後対応ベンダーを随時追加するという。
この機能により、アプリパブリッシャーはアプリ内広告に由来する収益を正確に計測し、各広告に対するユーザー行動を把握することが可能になる。 さらに、 ユーザーのライフタイムバリュー (LTV) の計測や、 リターゲティング、 クロスプロモーションキャンペーンの最適化を行うことが可能となる。
以下の疑問の解決が可能になるという。
1) 広告に接触するユーザーはどこからやって来るか
2) どのキャンペーンが広告費を上回る収益を生んでいるか
3) どのユーザーが最も広告収益を生み出しているか
また、 広告収益データを用いることで、 アプリパブリッシャーは、 個人情報の保護に準拠した方法で広告と収益化をもたらしたユーザーを紐付け、 ユーザー獲得コストを比較することが容易にできるようになる。
マーケターはこの新しいインサイトによって、 1ユーザーあたりの平均売上げ高 (ARPU) や生涯価値 (LTV)を算出できるようになる。また、このデータを参考に広告費用を測定したり、クリックをしたユーザーに対する施策やリターゲティングの最適化を図ったりすることが可能となるという。
会社情報
- 会社名
- adjust株式会社
- 設立
- 2012年4月
- 代表者
- ポール H. ミュラー( 共同創業者兼CEO)、佐々 直紀(日本カントリーマネージャー)