セルシスは、本日2月28日に公開したイラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」の最新バージョンVer1.8.6で、機械学習(AI)の技術を活用した「ポーズスキャナー」を実装した。ポーズスキャナーを使用して写真に写っている人物のポーズを読み取り、 3Dデッサン人形や3Dキャラクター素材に適用できるようになる。
CLIP STUDIO PAINTを保有している人は無料でアップデートして利用できる。この機能はWindows版/macOS版/iPad版、 また全てのグレード(CLIP STUDIO EX/PRO/DEBUT)で先行プレビュー機能として利用可能だ。
CLIP STUDIO PAINTには、3Dのデッサン人形を下敷きにすることで、人物の作画をサポートする機能が搭載されており、 多くのクリエイターに活用されている。3Dモデルのポーズ付けには、設定済のポーズ素材を適用する、もしくは時間をかけて各パーツを一から調整することでポーズを作成していたが、 ポーズスキャナーを利用することで、簡単に思い通りのポーズを作成することができる。
また、写真のポーズを適用した3Dモデルを、別の角度から眺めることで、写真と同じポーズの異なるアングルからの見栄えを確認するなど、 様々な用途で活用できる。
CLIP STUDIO PAINTは、 これまでに機械学習(AI)の技術を利用した「自動彩色」「トーンを消去」などの機能を搭載しており、今回のアップデートでは新たに「ポーズスキャナー」を利用できるようになった。セルシスは創業時より一貫して技術の面からクリエイターの創作を支援しており、 機械学習(AI)の導入もその一環となる。
▼ポーズスキャナー機能
機械学習(AI)の技術を利用し、写真に写っている人物のポーズを読み取り、 3Dデッサン人形や3Dキャラクター素材に適用できる機能。 Windows版/macOS版では画像データからの適用、iPad版では画像データからの適用に加え、 その場でカメラ撮影した人物のポーズをそのまま適用することもできる。
(C)CELSYS,Inc. All Rights Reserved.