IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、2011年12月のデザイナー採用動向について、全体の求人数に伸びはなく、前月から横ばいの状態だったと発表した。
発表によれば、新規求人に関しては、その大半がソーシャルアプリ・ソーシャルゲーム関連で、業界の勢いが持続していることを感じさせる、とのこと。大手ゲームメーカーやオンラインゲーム会社も本格的に参入するなど、今後の展開からも目が離せない、としている。
また、12月に目立った点として、スマートフォンの普及・拡大を背景として、「Flashクリエイター」の需要が伸びていることをあげている。
同社によれば、WEB・IT業界のデザイナーは、スペシャリスト化が進み、サイトのデザイン・コーディングを手がける「WEBデザイナー」、アバターやアイテムのデザイン・制作を行う「イラストレーター・グラフィックデザイナー」、Flashデザイン、オーサリングを得意とする「Flashクリエイター」の3職種に分類される傾向が強まっている、という。
今後の見通しについては、Flashサイトが閲覧できるスマートフォンの登場によって、「Flashクリエイター」の需要が拡大したように、スマートフォンの機能追加に伴う新たなニーズは今後も発生していくだろうと指摘している。12月末、3月末を期末とする企業の求人が増加し、選考スピードが速まる1月から3月にかけては、特に市場の動向に注目していく必要がある、としている。
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