【イベント】コンセプトは「ようこそ、ホテルカルデアへ。」…『FGO』がサンシャインシティプリンスホテルとコラボした「HOTEL CHALDEA」をレポート


東京・池袋のサンシャインシティプリンスホテルで、4月6日より『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)をイメージしたコンセプトフロアが公開される。4月3日には、今回のコンセプトエリアをメディア各社に公開する内覧会も開催された。初めて公開されたコンセプトエリアの様子をレポートしていく。

サンシャインシティプリンスホテルは、アニメ、マンガ、ゲームを始めとするサブカルチャーファンのためのコンセプトルーム企画を2016年4月から展開してきた。その好評をうけて、25階の1フロア丸ごとを使用するコンセプトエリア「IKEPRI 25」をスタートすることとなった。

そのスタートを飾ることとなったのが、ディライトワークスが開発運営するスマートフォン向けゲームである『FGO』だ。今回は「HOTEL CHALDEA」と題し、『FGO』に登場するサーヴァントたちをイメージした内装が施されている。


▲客室は全て抽選となっており、現在も応募を募っている。応募方法や機関の詳細は後述する。

まず、客室は4種類を各5室。全部で20室が用意されている。順番に部屋の様子を紹介していく。まずは、ホームズと新宿のアーチャーをイメージした「ベーカー街 ~親愛なるサイドクックへ~」。やはり目につくのは、ホームズと新宿のアーチャーの大型パネル。これは全ての部屋に置かれている。



▲壁には概念礼装を飾ってあったりと、『FGO』のエッセンスがかなり濃い内装となっている。


▲部屋のテーブルの上には、いかにも欧風のティーセットも置かれている。こういった小物も全て、演出の一部となっている。

次に、アーサー(プロトタイプ)とマーリンをモチーフとした「ルーム・キャメロット ~ホリデー・イン・アヴァロン~」だ。こちらは白と青で彩られた内装になっている。見てわかる通り、壁紙やカーテンなど、全てのインテリアをその部屋のテーマに合わせて変えている。




▲こちらの部屋では、テーブルの上には銀のグラスがおかれている。


▲花の魔術師であるマーリンをになぞらえて、花も飾られている。

ここまで落ち着いた雰囲気の部屋が続いたが、一転してきらびやかなのがオジマンディアスとギルガメッシュのふたりをイメージした「黄金の間 ~王たちの戯れ~」だ。部屋全体が金色となっており、ゴージャスな空間となっている。




▲もちろん、置かれているグラスも金。小物も含め、まばゆいばかりの部屋となった。

最後に、坂本龍馬と岡田以蔵をモチーフとした客室「坂本探偵事務所 ~お竜さんもいるぞ~」となっている。部屋のタイトル通り、坂本龍馬はゲーム上とおなじく、お竜さんと一緒のスタイルのパネルとなっている。






これらの客室以外にも、4種類の共有スペースが用意されている。そのうちのひとつ「ミュージアム」は、葛飾北斎をイメージキャラクターとしており、パネルがおかれている他、録りおろしのアナウンスが流れている。




これから発売されるフィギュアや、過去のイベントでも展示された等身大宝具。概念礼装のイラストが展示されている。











▲現在発売中のボードゲーム『Fate/Grand Order Duel -collection figure-』のフィギュアも展示されている。

「ミュージアム」の隣には、「ミュージックルーム」が設置されている。ここは、部屋全体がくつろげるラウンジになっており、部屋内にはサウンドトラックからピックアップされたBGMが流れている。ゆったりとした空間で、こころゆくまで『FGO』の音楽を満喫できる。


▲イメージキャラクターは音楽家のウォルフガング・アマデウスとアントニオ・サリエリのふたり。ラウンジに入ってすぐのところで出迎えてくれる。




諸葛孔明をイメージキャラクターとした「シアタールーム」では、部屋内のスクリーンに『FGO』のプロモーション映像各種や、年末に放送されたアニメ「マンガでわかる!Fate/Grand Order」などが公開されている。さらに、この「HOTEL CHALDEA」のために制作した新規映像も上映される。




残るひとつは、レオナルド・ダ・ヴィンチをイメージした「ブリーフィングルーム」となっている。コミックや設定資料集の「Fate/Grand Order material」など、関連書籍が置かれており、自由に閲覧可能となっている。




部屋の一角には、スマートフォンに接続できるコードがあり、これに自分のスマートフォンをつなぐことで、「ブリーフィングルーム」内のスクリーンに画面が映し出され、大画面でのプレイが可能となっている。




また、このラウンジのテーブルに展示されているグッズは、今回のコンセプトフロアの客室に配置されているノベルティグッズ各種となっている。宿泊者はこれらのノベルティグッズを持ち帰れる。



さらに、部屋の奥の棚に飾られているグッズ各種は、「HOTEL CHALDEA」内で限定販売されるグッズとなっている。専用のWi-Fiに接続することで、限定オンラインショップにアクセスでき、そこでのみ購入可能となっている。








以上が、コンセプトフロア「HOTEL CHALDEA」の全容となっている。このコンセプトフロアは4月6日~7月6日までの3ヶ月間のみの開催となっている。4月分の当選者は既に決定しているが、5月以降は今も募集している。

応募するには、下記のURLから「HOTEL CHALDEA」特設サイトにアクセスし、応募したい部屋を選択し、応募ページにアクセスしてほしい。
 

「HOTEL CHALDEA」特設サイト


サンシャインシティプリンスホテルは、7月以降も「IKEPRI 25」として様々な企画の施策を予定している。改装に協力した、りらいあコミュニケーションズや、Tokyo Otaku Modeも、今後も積極的に協力していきたいと、意欲的な姿勢を見せている。「IKEPRI 25」が今後どのような展開を見せるのか、注目していきたい。

また、この新しい試みの第1号として選ばれた『FGO』。アニメやコミカライズにとどまらず、様々な方面へのアプローチを見せるこのタイトルが、次にどんな手を打つのかも目が離せないところだ。

 
(取材・文 ライター:宮居春馬)


 
■『Fate/Grand Order 』
 

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