【発表会】フジゲームスが2019年夏リリース予定の新作『アルカ・ラスト』を発表! 『幻想水滸伝』スタッフも携わる新たな群像劇RPG


フジゲームスは、4月6日に、スマートフォン向けの新作『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』(以下、『アルカ・ラスト』)を、テレビ番組「エイコーさん」の公開収録内にて発表した。公開収録の様子とともに、公開された新作の情報をレポートしていく。

今回のフジゲームスの新作発表会は、フジテレビで放送中のゲーム情報バラエティ「エイコーさん」の公開収録として行われた。「エイコーさん」は、ゲームにまつわる栄光ある人"エイコーさん"をゲストに迎えるという趣旨であり、この公開収録では、発表される新作のスタッフやキャストがゲストとして登壇した。


▲「エイコーさん」レギュラー出演者の3人。写真左から声優の富田美優さん、お笑い芸人の狩野英孝さん、声優の山田麻莉奈さん。

『アルカ・ラスト』の制作陣には、著名なゲームクリエイターの姿もあった。この日登壇したスタッフは、赤井誠一氏、河野純子さん、小牟田修氏、山根ミチルさん、古代祐三氏の5名。

 
 

▲『幻想水滸伝』シリーズに関わった方が多く参加していることにも注目が集まった。

さらに、開発陣に加えて、主要キャラクターのCVを担当した、声優の赤羽根健治さんと、大空直美さんも登場し、来場者たちを沸かせた。


▲写真左から、赤井誠一氏、「エイコーさん」レギュラーの3名、赤羽根健治さん、大空直美さん、河野順子さん、小牟田修氏、山根ミチルさん、古代祐三氏。

ここからは、発表会で明らかになった『アルカ・ラスト』の概要を紹介していく。まずは、作品の内容を紹介してくにあたり、ローンチトレーラーが公開された。この、ローンチトレーラーは、現在youtubeで公開されている。

■『アルカ・ラスト』ローンチトレーラー


本作は、7つの世界と7つの主人公が織りなす群像劇がテーマとなっている。主人公はそれぞれの世界の破壊者として召喚されており、破壊によって世界をリセットするための戦いに身を投じていくこととなる。




それぞれの世界は独立したストーリーを持ちながらも、完全に分けられているわけでなく、お互いに干渉し合う関係性となっている。

世界設定について、色々と質問されていくなかで河野順子さんは「例えば、ある世界の主人公が、他の世界の主人公を倒してしまったらどうなるのか」と意味深な答えも残している。



ゲームシステムとしては、キャラクター同士の絆に重点を置いた内容となっている。戦況に応じた仲間同士の会話が繰り広げられ、特定のキャラクター同士で発動するスキルなど、戦闘においてもキャラクター同士の人間関係が重要なポイントとなっている。



プレイヤーが拠点として使用する「方舟」も、仲間とともに発展していくと発表されている。方舟内で展開する、仲間たちとのストーリーも用意されている。リリースから、60以上のキャラクターがいることも小牟田氏はこのとき口にしている。


▲方舟のシステムは、どことなく『幻想水滸伝』シリーズで拠点となっていた城のエッセンスを感じられる内容となっている。

システムのあとは、音楽に関するお話を山根さんと古代さんが語った。会場内では、ゲーム内で使わているBGMの一部が公開された。山根さんは、本作のために作ったBGMのポイントとして、ソウルサンドライアーという楽器を使ったことを挙げている。


▲会場にもソウルサンドライアーが用意されており、山根さんは会場で演奏を生披露した。

赤羽根さんと大空さんが演じたキャラクターについても発表がされた。ふたりは、それぞれ違う世界の主人公役を演じており、赤羽根さんはクロウという少年、大空さんはシュカという少女を担当している。



▲クロウとシュカのビジュアル。このふたりのうち、クロウはプレイヤーが一番最初に出会う主人公であることも明言している。

これにてゲーム概要に関する発表は終了し、開発陣は退場した。続いて、「エイコーさん」レギュラーの富田美優さん、山田麻莉奈さんも所属する、声優ユニット「Kleissis」が登場した。



▲写真左から金子有希さん、高橋麻里さん、『エイコーさん』レギュラーの3名、田中有紀さん、山根綺さん、元吉有希子さん。

この日、重大発表を引っ提げて登場した「Kleissis」の面々。なんと、本日発表された『アルカ・ラスト』に「Kleissis」の全員が出演していることが明かされ、テーマソングも担当することが発表された。



彼女たちは、『アルカ・ラスト』にも「クレイシス」として登場する。しかし、これはコラボといった類の話ではなく、そもそも「Kleissis」というユニット自体が、『アルカ・ラスト』に登場する7人の歌姫を基にした声優ユニットであり、それをこれまで秘密にしたまま活動してきたことが、この日ついに明らかにされた。


▲「Kleissis」の7人が演じる歌姫たちは、主人公と同じく、7つの世界にひとりずつ登場する。

そして、最後の重大発表として、4月6日より事前登録がスタートすることも告知された。事前登録は、メールのほかに、Twitter、LINE、Facebookなど各種SNSからも可能となっている。特典などについては、まだ詳細は発表されていないが、ゲーム内アイテムも用意したいという旨は赤井氏が発言している。



リリース時期については、2019年の夏を予定しており、それまでは随時情報を発信していくとのことだ。



最後に、この発表会を兼ねた公開収録の締めくくりとして、サプライズとして狩野英孝さんの『アルカ・ラスト』宣伝大使就任も発表された。これは狩野さん自身も知らされていなかったらしく、慌てふためきながらも、このタイトルを盛り上げるのに一役買えるよう頑張っていきたいと意思表明した。



これにて、フジゲームスの新作『アルカ・ラスト』の発表会は幕を閉じた。世界の破壊者が主人公であることや、7つの世界が基盤となったストーリーなど、興味深いポイントはいくつかあるが、やはりシステムなどから感じる『幻想水滸伝』のエッセンスには、心惹かれるものがある。

広報活動として、その正体を隠して活動してきた「Kleissis」など、斬新な施策も行なっており、フジゲームスがこのタイトルに対し、かなりの熱量を持っていることがうかがえる。一体どのようなゲームができあがるのか、今後の情報にも期待してほしい。

 
(取材・文 宮居春馬)



■『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』
 

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