育成型ハッカソン「第2回スパジャム道場」が開催! 「スポーツ」をテーマに学生たちがアプリ開発に挑んだ!
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、4月20日(土)と21日(日)、育成型ハッカソン「スパジャム道場」をアカツキのオフィス(東京・品川区)で開催した。昨年に続いて今回が2回目となる。
「スパジャム道場」は、ハッカソンに興味はあるが自信のない人や、参加したけど、うまくアプリを完成できなかった人向けの育成型ハッカソン。主に学生を対象に、SPAJAM本選出場者らのエキスパートクリエイターがメンターとしてチーム開発でアプリを制作するために必要なノウハウ、スキルを実戦形式で伝授するとのこと。
今回は、高校や専門学校、大学など25名の学生と、15名のSPAJAM本選出場者やアプリ開発者など経験豊かなメンターが参加し、「スポーツ」をテーマにアプリ開発を行った。短時間かつチーム単位でアプリ開発を行うことが初めてという人も多かったようだが、全チームが実機デモまでこぎつけるなど、実装とディレクションのレベルが高かった。
タイムマネジメント、役割分担、ディシジョンメイク、コミュニケーションスキル、MVP(Minimum Viable Product)、デザイン思考によるアイデア創出、プレゼンノウハウ、UI/UXの考え方、ツール・APIの実装方法など、学生にとっては実戦形式でチームでアプリを完成させるノウハウ、スキルの取得から成功体験できる、楽しい学びの場となった。
メンターから「SPAJAM本選で通用するチームが複数あった。予選にも出場してほしい」との評価が多かった。他方、「ハッカソンはプレゼンしかアピールする場がない。作るだけでなく見せるところも力を入れてほしい。アプリの出来が良いのにもったいない」「スポーツという広いテーマなのに似たような切り口が目立った」などの指摘もあった。
このほか、終了後の参加者投票で、デザインに力を入れたチームの評価が高かったことを受けて、ハッカソンにおいては、技術的なことだけでなく、「見た目」の重要性が高まっているとの指摘もあった。ハッカソンのチーム編成を行う際、開発や企画だけでなく、デザイナーに参加してもらうことも考えたほうがいいのでは、というアドバイスも出ていた。
【参加チーム】
・MDB「共闘チアバトル」
仲間と一緒にeSportsの応援で盛り上がり、選手を応援できるアプリ。観戦している人の応援の音量・タップを検出すると、その規模に応じてポイントが選手に加算されたり、相手にダメージを与えたりする。
・myjlab「あるこっ」
アイドルグループや俳優など芸能人の足跡をたどることができるアプリ。好きな芸能人の足跡をたどることで運動不足の解消を狙う。今後はお店のレビューやAR、ホログラフィックと連携させることも視野に。
・コシヒカリーズ「C-Sports」
料理をスポートととらえたクッキングスポーツのサービス。調理技術を競う動画アプリとなる。調理動画の投稿・配信を行うほか、C-Sports大会の様子を配信するサービスとなる。大会は現地の審査員と視聴者による投票で決定する。
・MDA「RANNING×CASINO」
知らない人とチームを組んで、相手チームと走った距離を競い合うランニングバトルを行う。ウェアラブルデバイス「MESH WATCH」と連携。チーム同士がかけあったリアルマネーをベットし勝ったほうが獲得できる。
・Mushroom「グルっとこれくしょん!!(グルこれ)」
ランニングの支援アプリ。GPSと連動したサービスで、走ったマップ上にポイントを打ち、ポイントで四角く囲むことでキャラが獲得できる。集めたキャラでのバトルや獲得したキャラ数のランキング、地方キャラの追加などの展開も。
・N高等学校大宮キャンパス「スノバト」
唯一の高校生チーム。スマートフォンを使って全国のプレイヤーと雪合戦のオンライン対戦が楽しめるゲーム。スワイプ操作や端末を振る動作で雪を作って相手に投げる。
・suger「Runcar」
道路に飛び出したミニ四駆をユニティちゃんが追いかけて助けるランニングゲーム。歩数アプリと連動して歩いた距離に応じてユニティちゃんの走る速度が上昇するといった展開も視野に。
【参加者の学校】
・青山学院大学
・N高等学校
・東京造形大学
・トライデントコンピュータ専門学校
・長岡造形大学
※50音順
【メンター】
秋月 徹、五十嵐 太清、市川 希美、市川 博之、工藤 卓也、駒井 祐人、近藤 秀彦、島村 友造、玉木 英嗣、丹下 友希、徳久 達彦、能代 和哉、矢野 颯太、山崎 好洋、吉田 統 ※50音順
会社情報
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