任天堂は、3DSの発表と同じ日に業績予想の下方修正を行った訳ですが、任天堂としては、ポジティブなニュースで相殺されるかもしれない…と考えたのかもしれませんね。実際は、3DSのハードウェアとしての革新性やソフト開発の活性化という側面よりも、発売日の遅れの方が注目されてしまいました。とはいえ、色々なソフトメーカーが新タイトルを発表しましたので、少しは落ち着くんじゃないかと思われますが。
■AQI、「ブラウザ三国志」の「ヤバゲー」でも配信開始
9月30日付けの日経産業新聞は、AQインタラクティブが9月30日、「ヤフー!モバゲー」で人気ゲーム「ブラウザ三国志」の無料配信を始めると報じています。報道によれば、これまでは携帯電話のSNSなどに向け展開してきたが、配信先を増やすことで同ゲームの認知度向上と普及につなげる、とのこと。携帯版と同様、アイテム課金で収益を得るそうです。
→ 「ブラウザ三国志」が携帯SNSで配信されていただとぉ。。。
■ハドソンがプラネタリウムが楽しめるソフトを配信
9月30日付けの日経産業新聞は、ハドソン<4822>が「Wiiウェア」で、テレビ画面でプラネタリウムを楽しめるソフトの配信を開始したと報じています。報道によれば、そのゲームは、画面上の星空を眺めながら気になる星を調べたりすることができるもので、自宅にいながら気軽に天体観測の体験ができるそうです。ゲームファン以外の新たな利用者層を開拓する狙い、としています。価格は500円に相当する500Wiiポイント。
■任天堂、業績予想の下方修正 円高・ソフト不振響く
9月30日付けの日本経済新聞朝刊は、任天堂<7974>が29日に発表した業績予想の下方修正を報じています。第2四半期累計と、通期の業績予想を下方修正したわけですが、主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズやソフト販売の低迷や為替の円高、新型機「ニンテンドー3DS」の発売が来年2月にずれ込むことになったためとのこと。
販売の予想については、「ニンテンドーDS」シリーズ本体の世界販売は前期比13%減の2350万台と、期初計画を650万台下回る見通しで、「Wii」も15%減の1750万台と、期初時点から50万台下方修正。新型機「ニンテンドー3DS」については、今3月期は400万台の販売を計画しているそうです。
なお、任天堂では、DSシリーズの販売不振について、「ヒットソフトの不足」が原因と分析しているようです。