DeNAのngmoco買収の件が報じられてますが、そのほか、ソーシャルゲームに関するアナリストへのインタビューや、GMOとアクロディアとの取り組みなど、興味深い記事が多かったです。
■DeNA、携帯ゲームのエヌジーモコ社買収
10月13日付けの日本経済新聞朝刊は、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が12日、最大4億0300万ドルで、携帯電話向けゲーム開発の米エヌジーモコを買収すると発表した、と報じています。報道によれば、スマートフォンの需要が世界的に拡大すると判断、スマートフォン向けの開発ノウハウを持つエヌジーモコ社を買収して海外展開を加速するとのこと。
■インタビュー:SNS利用拡大の影響について
10月13日付の日経産業新聞は、いちよし経済研究所企業調査部の納博司主席研究員にSNSの市場動向や周辺産業への影響についてインタビューを行っています。それによれば、ソーシャルゲームは、市場として成長しており、2013年には3000億円になると予想されるそうです。既存のゲーム市場との置き換えも進んでいると。そして、スマートフォンやタブレット端末でSNSやゲームが利用可能になっており、今後はネット対応テレビなど据え置き型のデバイスも増えていくだろう。SNSは、ミクシィ<2121> 、DeNA<2432>、グリー<3632>が大手だが、今後、地位を保てるかは分からないとのこと。
■セガ、ゲーム機の技術を応用したゴルフ練習機を開発
10月13日付けの日経産業新聞は、セガサミー<6460>傘下のセガがゲームセンター向けゲーム機の技術を応用したゴルフの練習専用機を開発した、と報じています。製品名は「レッツゴーゴルフ!」と「レックチェックゴルフ」。報道によれば、高性能カメラを搭載し、打ったボールの速度や強さなどを読み取り、実際に近い軌道をスクリーン上に再現するとのこと。ゴルフ練習場やフィットネスクラブなどに売り込む予定で、10月中旬にも全国販売を開始。販売価格は「レッツ」がカメラなどのセットとあわせ約700万円、「レック」が約70万円だそうです。
■GMOとアクロディア、「アンドロイド」向け開発支援
10月13日付けの日経産業新聞は、GMOインターネット<9449>とアクロディア<3823>が「アンドロイド」向けゲームソフト開発を支援すると報じています。開発支援用のソフトを無償で貸し出すほか、ゲームソフトを公開できるソフト販売サイトを用意するとのこと。11月1日に開発者を集めたイベントを開催し、その詳細を説明するそうです。