ジビエートプロジェクト製作委員会、天野喜孝らクリエイターが「和」をテーマに発信する「ジビエート」のアニメ化を発表


ジビエートプロジェクト製作委員会は、天野喜孝氏、 芹沢直樹氏、 古代祐三氏など、 日本のゲーム・漫画・アニメを中心としたカルチャーシーンで活躍する“レジェンド”クリエイターが集結し、 海外に向けて「和」をテーマに情報発信を行う「ジビエートプロジェクト」の集大成「ジビエート」のアニメ化を決定。放送予定は2020年夏。本日、 初出しとなるプロモーションビデオ(以下PV)が公開された。



製作発表されたアニメ「ジビエート」 は、 世界的ゲーム「ファイナルファンタジー」のイラストレーター・天野喜孝氏がキャラクターデザイン(原案)、 世界 12 か国で同時発売された漫画「コミック版バイオハザード」を執筆した漫画家・芹沢直樹氏がモンスターデザイン、 そして、 世界で評価が高い「イース」や「アクトレイザー」などのゲーム音楽を産みだしたサウンドクリエーター・古代祐三氏が劇伴音楽を担当する。

天野喜孝氏がキャラクターデザインに関わるのは2009年にテレビ放映された『ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる-』(製作:手塚プロダクション、 フジテレビジョン)以来10年ぶり。アニメの制作陣はまだ未公開だが、 制作においても“レジェンド級”スタッフが担当(随時情報公開します)。 日本が誇るトップクリエイター、 そして、 スタッフが集結した、 まさに“オールスターコンテンツ”になるという。

2016年に天野喜孝氏はアニメ・エキスポのオープニングとエンディングのセレモニーにゲスト出演しており、 このたび3年ぶりにPV発表の場として画面越しに登場した。天野喜孝氏の人気はアメリカ・ヨーロッパでは絶大で、 エキスポに参加した関係者は、 驚きと歓喜に満ち溢れていた。

アニメ「ジビエート」は、 PV公開を皮切りに、 海外を拠点にプロモーションを開始、 今年度中に、 アメリカにてアニメ製作発表会を行う予定だという。また、 新たな日本を代表するクリエイターとのコラボも発表予定とのこと。

作品概要 
舞台は2030年の日本。 地球全土にあるウイルスが広まっていた。
ウイルスの感染者は怪物になり、 年齢、 性別、 人種により姿が変化する。 そのウィルスは、変化する多様な種類から「ジビエ(ジビエのようにバラエティに富んでいる)」と呼ばれた。 
そんな荒廃した日本に現れた、 一組の侍と忍び。 
江戸時代初期からタイムスリップしてきた二人は、 ジビエを治す研究をしている博士に協力し、 行動を共にすることになる。 
時を置かず襲い来る数多のジビエ、 食糧を求めて旅人を襲う無法者、 周囲を敵に囲まれた命懸けの旅が始まる…。 

神崎千水(かんざき せんすい) 


江戸時代前期からタイムスリップしてきた侍。 戦国時代、 日本刀と西洋刀の二刀流を武器に数多の敵を切り倒し、 「千人斬り」の異名を持つが、 現在は不殺を誓っている。 

「峰打ちだ…もう二度と人は斬らぬ。 俺の刃は人を斬る為のものでは無い」
「人は千人斬ってきた。 だが怪物はまだまだ斬り足りん!」

キャスリーン 


博士の助手を勤める少女。 西洋人とのハーフで、 前向きな性格。 戦闘は得意でなく、 現代に来たばかりの千水達を救う。 

「希望を持たなきゃ、 翼も生えてこないわよ」
「怖いと思うのは信頼が足りないからよ、 私は千水を信じてる…」

真田兼六(さなだ けんろく) 


千水と一緒に江戸時代前期からタイムスリップしてきた忍。信濃の戦国大名だった真田の一族。明るいムードメーカータイプで、爆弾を武器にジビエと戦う。

「敵を欺く、 これ我が神髄なり!」
「その昔…許嫁を守れなかった。 だから今度は…必ず守る!」

キャラクターデザイン原案・天野喜孝コメント


“新しい時代に向けて時代に合ったエンターテインメントの在り方を発信してほしい”

「こんなエピソードがある。 アメリカで出版したDCコミックでイギリスのSF作家ニール・ゲイマン原作「サンドマン 夢の狩人-ドリームハンター」(2000年)の作画を担当していたが、 いまだに出版されている。 スペイン語になったりフランス語になったりと。 英語圏に出ていくと、 結果的に一気に広がる可能性がある。 ジビエートプロジェクトはそんな作品になると、 期待をしています」

モンスターデザイン・芹沢直樹コメント


“学生時代に個展で始めて見た天野先生と今コラボできるなんて夢のようだ”

「世界的に有名な天野先生とこれから発表される様々な有名なアーティストと一緒に仕事が出来る、 そして海外に向けて発信していく巨大なプロジェクトなので緊張していますが、 それに相応しい作品に出来るだろうと思いますし、 その一員として頑張っていきます。 是非期待して待っててください」

劇伴・古代祐三コメント


“作品と一緒に日本の和をアピールできる、 そんな音楽を世界に発信したい”

「ここまでスケールの大きい作品は初めてですね。 キャラクターも世界観も素晴らしく魅力に溢れていますので、 それらをより一層引き立てる、 ユニークな世界を持った音楽を作りたいと思っています。 ジビエートはグローバルに、 より多くの方々に語り継がれるものになる、 そんな予感がいたします」


(C)YOSHITAKA AMANO
(C)「GIBIATE PROJECT」製作委員会