【決算カレンダー】ゲーム関連株の4～6月期決算発表は7月19日のモバファクからスタート　アカツキの今期のスタートは？　CAは周年の反動に関心

2019年4～6月期決算の発表が今週から徐々に本格化する。ゲーム関連株もご多分に漏れず、この週末となる7月19日のモバイルファクトリー<3912>の第2四半期決算発表を皮切りに8月14日まで発表シーズンが続くことになる。

今回の記事では、まずは7月中に決算発表を予定している銘柄を取り上げる。今回の決算シーズンは、6月決算銘柄の本決算発表となり、グリー<3632>やボルテージ<3639>が本決算を発表することになるが、両社は8月に入って以降に決算発表を予定しているため、7月中に本決算を発表するゲーム関連株はない。

また、7月中の決算発表日は、7月26日、7月30日、7月31日の3日間に発表予定が集中している。序盤戦最大の山場は、enish<3667>、セガサミーHD<6460>、任天堂<7974>が発表を予定する7月30日だろうか。

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】アカツキ<3932>

2019年3月期の第4四半期（1～3月）は、売上高が前四半期比48.4％増の95億3400万円と100億円の大台に迫るなど主力の『ドッカンバトル』に加え、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマサガRS』の寄与が鮮明になった。今回発表される2020年3月期の第1四半期決算については、さすがに『ロマサガRS』がリリース直後の過熱した状態からはややトーンダウンしていることが予想されるが、落ち着いた状況でどの程度の寄与度となっているのか、じっくりと確認してみたいところか。
 

【注目銘柄②】サイバーエージェント<4751>

2019年9月期の第2四半期（1～3月）決算では、『グラブル』『ガルパ』『プリコネR』の3タイトルが周年イベントで盛り上がったこともあり、ゲーム事業だけを見ても売上高9.8％増、営業利益134.1％増と好調だった。第3四半期はこの周年の影響が一巡するため、売上高・利益ともQonQで減少することが予想されるが、平常時の水準との比較で特に利益率などがどのくらいの水準で落ち着くのかに関心が募る。

 

発表予定日	コード	会社名	決算期末	種別
7月19日	3912	モバイルファクトリー	12月	2Q
7月22日	3635	コーエーテクモHD	3月	1Q
7月24日	3938	LINE	12月	2Q
7月24日	4751	サイバーエージェント	9月	3Q
7月26日	2656	ベクター	3月	1Q
7月26日	3911	Aiming	12月	2Q
7月26日	4393	バンク・オブ・イノベーション	9月	3Q
7月26日	4816	東映アニメーション	3月	1Q
7月26日	9404	日本テレビHD	3月	1Q
7月26日	9437	NTTドコモ	3月	1Q
7月26日	9478	SEHD＆インキュベーションズ	3月	1Q
7月30日	3667	enish	12月	2Q
7月30日	4347	ブロードメディア	3月	1Q
7月30日	4348	インフォコム	3月	1Q
7月30日	6460	セガサミーHD	3月	1Q
7月30日	6758	ソニー	3月	1Q
7月30日	7974	任天堂	3月	1Q
7月30日	9438	エムティーアイ	9月	3Q
7月31日	2497	ユナイテッド	3月	1Q
7月31日	3793	ドリコム	3月	1Q
7月31日	3932	アカツキ	3月	1Q
7月31日	4644	イマジニア	3月	1Q
7月31日	4676	フジ・メディアHD	3月	1Q
7月31日	7844	マーベラス	3月	1Q
7月31日	9409	テレビ朝日HD	3月	1Q