ネルケプランニングは、本日8月3日より、天王洲 銀河劇場で、ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~が開幕する。公演に先立って行った公開ゲネプロの舞台写真と、会見に登壇した刀剣男士キャストのコメント、演出の茅野イサムさん(※会見には登壇せず)からのメッセージをお届けする。詳細は後ほど報じる。
名だたる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を収集・育成する、大人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞ONLINE-」(DMM GAMES/Nitroplus)を原案としたミュージカル『刀剣乱舞』。昨年末には「第69回NHK紅白歌合戦」への出場を果たすなど、次々と新たな試みに挑戦し、勢いを増し続けている。
今作「葵咲本紀」は、ミュージカル本公演としては「結びの響、始まりの音」以来約1年半ぶりとなる新作で、2017年、2019年に上演した「三百年の子守唄」と対になる物語を描く。これまでにも出陣してきた千子村正、蜻蛉切に、明石国行、鶴丸国永、御手杵、篭手切江を加え、新たな部隊がどのような戦いへと身を投じるのか…期待してほしいとのこと。
<キャスト・演出家コメント>
▼明石国行役 仲田博喜さん
明石国行はやる気ないキャラクターなんですが、会見はやる気満々でいかせていただければと思います! 今笑うところです!(会場笑)
たくさんの方の期待を背負っている作品だと思いますが、稽古を約2か月くらいやってきて、キャスト、スタッフ、関係者で作ってきたものを、最高の状態で届ける準備ができたと思っています。全74公演、カンパニー一丸となって最後まで戦い抜きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
▼千子村正役 太田基裕さん
今回は新作公演ということで、また千子村正の新たな一面に出会えると思うと僕自身も非常に楽しみで仕方ないです。お客様にとって心に残る素敵な作品になるように頑張っていきますので、長い公演になりますが、応援のほどよろしくお願いいたします。
▼蜻蛉切役 spiさん
僕自身、個人的にいち『刀ミュ』ファンとして、新作公演に、新しく刀剣男士が出てくるのが本当にうれしくて、稽古場でみんなの稽古も見て、わくわくしています。毎日みんなをご飯に連れて行ったりして、わくわくが溢れちゃっています。早くお披露目したいという気持ちで、この作品を観ていただけるのを、そして皆さまの前に 4 振りが出ていくのを非常に楽しみにしています。
▼鶴丸国永役 岡宮来夢さん
稽古期間の 2 か月は、僕にとって初めてのことが多く、自分にとってたくさんの挑戦になる舞台だと思っています。いろんな不安やプレッシャーをたくさん感じながら、それも全部楽しみながら、74 公演頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!
▼御手杵役 田中涼星さん
今回 4 振りが初出陣ということで、太田さんや spi さんからいろいろアドバイスをいただきながら、新しい 4人で、お互いを助け合い、鼓舞し合いながら稽古に臨んだ 2 か月でした。この作品をお客様のもとに届けられるのが楽しみであり、ドキドキしています。74 公演最後まで精いっぱい頑張りますので、宜しくお願いいたします。
▼篭手切江役 田村升吾さん
この作品、『葵咲本紀』は時間をかけて作ってきた作品なので、やっと幕が上がるのかと思うと素直に嬉しいです。僕個人としての見どころは篭手切江が初めて登場するシーンなんですけれども、今までのミュージカル『刀剣乱舞』にない新たな試み、挑戦だなと思うので、ぜひそこを観ていただけたらと思います。彼が作品の中でたくさん成長していくと思うので、ぜひ劇場で観ていただければ嬉しいです。
▼演出 茅野イサムさん
約 1 年半ぶりに、ミュージカル『刀剣乱舞』の新作が開幕します。
今回は新たに明石国行、御手杵、篭手切江、鶴丸国永の4振りが刀ミュに加わります。この新しい刀剣男士たちと出会えることに心を躍らせ、とても楽しみながら作りました。明石国行役の仲田博喜は、生まれが関西ということもあって、明石国行の話す独特の方言もとてもよく馴染んでいますし、掴みどころのないこの役を体現出来る役者です。
鶴丸国永を演じる岡宮来夢はこれまで殆ど舞台経験がなく、何ものにも染まっていない真っ白な彼は、鶴丸国永の無垢な姿と重なります。その見た目と中身のギャップで皆様を驚かせたいです。御手杵役の田中涼星は、頭のてっぺんから爪先まで正に御手杵。肉体だけでなく、御手杵の気さくでおおらかな雰囲気を持ち合わせた俳優で、非常に頼もしい存在です。
篭手切江を演じる田村升吾は、過酷な稽古場で“れっすん”に取り組む姿が、”すていじ”に立つことを夢見る篭手切江と重なって見えました。我々にどのような夢を見せてくれるのか楽しみです。
ミュージカル『刀剣乱舞』は役者さんが取り組まなければならないことがとても多く、また求められるレベルも高いので、皆それぞれに大変な思いをしていると思います。
そんな中で、蜻蛉切役の spi と千子村正役の太田基裕は、この座組にとって柱のような存在です。彼らのスキルと情熱、そして芝居に対する取り組み方。これはすべての出演者の強烈な刺激となっています。太く揺るぎない柱としなやかに強い柱のように、全く違うふたつの個性でこの座組、そして『葵咲本紀』という作品を支えてくれています。
さらに歴史上人物を演じる個性際立つ俳優たち、そして我らが誇る百戦錬磨のアンサンブル。彼らの活躍にも期待してください。
物語に関しては、お客様それぞれに受け止めていただきたいので多くは語りませんが、今回は冒頭からとても驚きのある始まり方で、最初に脚本を読んだ時からこの物語に強く惹き込まれました。
これまで、「阿津賀志山異聞」には「つはものどもがゆめのあと」、「幕末天狼傳」には「結びの響、始まりの音」と、物語に繋がりがあったように、今作「葵咲本紀」は「三百年の子守唄」と対になる作品です。
ただ、演劇的構造はこれまでのものとは全く異なります。ご覧になるお客様には、「なるほどそう来たか」と思っていただけるのでは、と思います。
脚本の御笠ノさんがよく言っていることですが、僕らは演劇人として、毒にも薬にもならないようなものを作りたいとは思いません。「刀剣乱舞-ONLINE-」に描かれていることや、更にその根底にあるものをもっと抉っていきたいという気持ちで、今回の脚本も色々なことに果敢に挑戦しています。
今作は、今後の刀ミュの様々な可能性を提示したという意味で、岐路に立つ作品といえるかもしれません。
この作品を生み出したことによって、ますますミュージカル『刀剣乱舞』の物語が広がっていくと思います。
枝分かれした道のどれを選んでも、今までとは違うものが生まれるでしょうし、1つ発掘するとまた新しい鉱脈が見つかって尽きることがない。ミュージカル『刀剣乱舞』とはそういう作品なのだ、と感じながら演出をしております。
この思いをより多くのお客様と共有できることを願っています。
Ⓒミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
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