共に5周年を迎える『ドッカンバトル』と『モンスト』の首位争いが熱い! 2000万DL突破の『プロスピA』が後を追う…App Store売上ランキングの1週間を振り返る
2月3日~2月7日のApp Store売上ランキングの動きを振り返っていこう。
首位争いは、2月3日~4日の前半をバンダイナムコエンターテインメントとアカツキ<3932>の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』、2月5日~7日の後半をミクシィ<2121>の『モンスターストライク』と、2タイトルで分かつ結果となった。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、先週より実施されている5周年に関する施策がヒットしたという見方ができそうだ。首位陥落後も、1週間を通してTOP3には残り続けているため、この勢いがどこまで続くか今後にも注目だ。
一方、『モンスターストライク』は、2月4日12時より、公式YouTubeチャンネル登録者数100万人突破&5周年記念!ガチャ「5回引ける!ストライカーズコレクション」を開催。その後も、2月5日12時より、ガチャ「ミッドナイト・パーティー」を、2月7日12時からはガチャ「RED STARS」を開催と、立て続けに施策を打ったことが功を奏して週末まで首位をキープしたものと思われる。
ほか、先の2タイトルを追随するように順位を上げている、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』からも目が離せない。同タイトルは、2月4日に累計2000万ダウンロードを突破。記念福袋の販売など、各種施策が盛り上がり着実に好調を維持している。"プロ野球ゲーム"という観点からも、オフシーズンの2月の時点でこれほどの盛り上がりを見せられると、新シーズン開幕前となる3月にはさらなる盛り上がりを見せてくれるのではないかと期待がかかる。
また、今週は新作タイトルのランキングが振るわなかったことが少し寂しいところだ。
■2月3日
この日は、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が先週から首位をキープ。『モンスト』が2位、3位にNetEase Gamesの『荒野行動』が続いた。
そんな中、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』が10位とトップ10入りを果たした。同タイトルでは、1月31日のプラチナガシャ「想いを込めて♡バレンタインガシャ」でTOP30に復帰、その後2月1日に「THE@TER BOOST!スペシャルガシャ」を実施している。同ガシャでは、SSRはTHE@TER BOOST!に関連したカードのみが登場する、3回限定の特別な10回ガシャとなっており、TOP10復帰の原動力になったようだ。
出所:AppAnnie
また、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』がTOP30に復帰した。同タイトルでは、2月1日17時より期間限定「亜種特異点Ⅰコミック発売記念ピックアップ召喚(日替り)」を開催したことで、TOP30圏外から16位まで上昇した。
出所:AppAnnie
■2月4日
ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が前日の6位から2位まで順位を上げてきた。『パズドラ』は、2月3日10時より、期間限定の「バレンタインガチャ」を開催しており、「親愛の赤龍喚士・ソニア」や「甘美の零龍喚士・ネイ」「親愛の彩龍喚士・イデアル」「バレンタインの星海神・アンドロメダ」などバレンタインの特別なモンスターが登場したことが売上に貢献したようだ。
出所:AppAnnie
また、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』が前日の36位から17位に浮上し、トップ30圏内に復帰した。『戦国炎舞』は、2月3日15時より、「革命児と三賢の士 第弐章 シリーズパネルガチャ」と「2500日記念毎日ガチャ」を開始したことで順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
ほか、バンダイナムコエンターテインメントとドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』や、スクウェア・エニックスとポケラボの『SINoALICE(シノアリス)』などがトップ30に復帰した。
■2月5日
この日は首位が入れ替わり、『モンスト』が1位を獲得。『モンスト』は、公式YouTubeチャンネル登録者数100万人突破と5周年を記念したガチャ「5回引ける!ストライカーズコレクション」を2月4日12時より開始したことが首位回復の原動力となったようだ。
また、同じくミクシィの『共闘ことばRPG コトダマン』が前日の186位から21位へと急浮上し、10月24日にセガゲームスからミクシィへと運営が移管されて以降では初のトップ30入りを果たした。『コトダマン』は、2月4日より、「仮面ライダーシリーズ」とのコラボを開始しており、ガチャに歴代の仮面ライダーたちのコラボコトダマンが登場していることが要因となり大きく順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
また、アクアプラスの『うたわれるもの ロストフラグ』も前日の109位から15位まで急上昇。2月4日14時より、★3「ネコネ」が新登場したガチャ「【亡國の双姫】特効!英傑 縁結び」を開始したことが主な要因と考えられる。
出所:AppAnnie
そのほか、任天堂<7974>とCygamesの『ドラガリアロスト』が前日の198位から18位に急上昇し、トップ30圏内に復帰した。『ドラガリアロスト』は、開催中の『モンスターハンター』コラボにおいて、レジェンド召喚「MONSTER HUNTER STRANGELAND ピックアップ Part 2」を2月4日15時より実施しており、モンスターハンターのタマミツネ装備を身にまとった「シーリス」がピックアップ対象として登場していることが売上を伸ばす要因となったもようだ。
出所:AppAnnie
■2月6日
前日から引き続き『モンスト』が首位をキープ。
トップ10圏内では、Yostarの『アークナイツ』が前日の25位から4位まで急上昇してきた。『アークナイツ』は、2月5日16時より、初の大型イベント「騎兵と狩人」を開始するとともに、イベントスカウト「潮汐断ちし剣」を開催しており、底知れない実力を持つ深海の狩人である★6「スカジ」などの新オペレーターが登場していることが売上を伸ばす要因となったようだ。
出所:AppAnnie
また、バンダイナムコエンターテインメントの『ミニ四駆 超速グランプリ』が15位とApp Store売上ランキングでは初のトップ30入りを果たした。『ミニ四駆 超速グランプリ』は、「超速ガシャシリーズ2」と「パーツピックアップ」の2つのガシャを2月5日より開始しており、★4「ブロッケンギガント」などが登場したことで順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
ほか、スクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』が前日の62位から12位まで急上昇し、トップ10に迫った。『星ドラ』は、「ドラゴンクエストIV」コラボ装備となる新そうび「ロイヤルグローブ」や「豪商のそろばん」などが登場した宝箱ふくびきとステップアップふくびきを2月5日のメンテナンス終了後より開始していることが順位を大きく押し上げたもようだ。
出所:AppAnnie
■2月7日
出所:AppAnnie
また、この日のトピックスとしては、YOOZOO GAMESの『成り上がり~華と武の戦国』が前日の44位から29位に上昇し、初のトップ30入りを果たしたことだ。本作は、2019年1月29日にリリースされた、気軽に片手でプレイできる縦画面型の歴史シミュレーションRPG。足元は、配信1周年を記念した施策を実施するとともに、じりじりと順位を上げる形になっていた。この勢いを持続することができるのか、今後もその動向が注目されるところ。
出所:AppAnnie
さらにこの日は、ブシロード<7803>とKLab<3656>、サンライズの『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』が前日の33位から11位に急上昇し、トップ10に迫った。『スクスタ』は、2月6日15時より、イベント「二人の奏でる音」を開始するとともに、「二人の奏でる音ガチャ」を開催しており、UR「[お待たせしましたぁ]中須かすみ」、SR「[まぁっ……すごく綺麗なお花!]絢瀬絵里」が追加メンバーとして登場したことが売上に大きく貢献したようだ。
出所:AppAnnie
ほか、セガゲームスの『D×2 真・女神転生リベレーション』が前日の182位から29位に急浮上し、トップ30に復帰した。『D×2 真・女神転生リベレーション』は、2月6日より、通常と姿の違う新★5悪魔「クー・フーリン」などが登場する特別な召喚「異世界召喚」を開催していることが順位を大きく押し上げたもようだ。
出所:AppAnnie
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932