gumi、3Qは新作『FFBE幻影戦争』の寄与や費用削減効果で大幅黒字転換を達成 通期も営業益で16.9億円の黒字を見込む

gumi<3903>は、3月6日、2020年4月期の第3四半期累計(5~1月)の連結決算を発表、売上高145億6700万円(前年同期比15.3%減)、営業利益12億9700万円(前年同期5億4700万円の赤字)、経常利益12億1700万円(同4億8200万円の赤字)、最終利益4億2900万円(同3億2800万円の赤字)となった。
 

主力のモバイルオンラインゲーム事業は、スクウェア・エニックスと共同開発した『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』を2019年11月に配信開始し、売上に大きく寄与したが、一部主力タイトルに関し、配信期間の長期化に伴い売上が減少したことと、不採算タイトルの早期撤退を行ったことなどにより売上高が減少した。しかし、その早期撤退を含め、スタジオの統廃合などが奏功して開発運用費が減少したことや、費用対効果を重視したプロモーションの徹底に伴い広告宣伝費が減少した結果、営業利益は増加した。

XR事業に関しては、Tokyo XR Startupsなどにおけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のXR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供した。また、Venture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図った。

ブロックチェーン事業では、連結子会社エイリムと投資先のdouble jump.tokyoが共同開発した『ブレイブ フロンティア ヒーローズ』を配信開始した。合わせて、gumi Cryptosを通じ、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対し、様々な支援を提供した。

なお、2020年4月期の業績予想は、売上高194億6700万円(前期比8.5%減)、営業利益16億9700万円(前期14億3000万円の赤字)、経常利益15億6700万円(同16億6100万円の赤字)の見込みとしている。
 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る