エイベックス<7860>は、 グループの新会社コエステが東芝デジタルソリューションズ(TDSL)より出資を受けるとともに、同社と連携し、AI・音声合成技術を活用し、 一般ユーザーやタレント・著名人の「コエ(声)」を収集・蓄積して様々なサービスで活用できるコエステーション事業を開始したと発表した。
新会社では、TDSLとの連携により独自性のあるAI・音声合成技術を活用し、タレント・著名人などの実在する人物の声をもとに、声の分身である「コエ(声)」のデータを生成。 生成した「コエ(声)」を「コエステーション」プラットフォームに集めて、 エンタテインメント、観光、ロボット、ナビゲーション、音声広告など、様々な分野のサービスに提供する。
これにより、 従来は収録した生の音声や固定の合成音声であった、カーナビの案内、オーディオブック、ニュースアプリなどを好きなタレント・著名人の「コエ(声)」で楽しめたり、 店内放送や駅のアナウンスを、 期間限定でタレント・著名人の「コエ(声)」で聴けるなど、 新しい体験が創出できるという。
なお、 コエステーションには新たに登録されたDJ KOO、 高柳明音(SKE48)、 May J.を含め、 既に30以上のタレント・著名人の公式の「コエ(声)」が登録されており(3月時点)、 今後も所属アーティストのみならず、 様々なタレント・著名人の「コエ(声)」を追加し、 幅広い「コエ(声)」のニーズに応えていく。
また、 同サービスには一般ユーザーの「コエ(声)」も登録可能で、2020年3月時点で5万人以上の「コエ(声)」が登録されている。 離れた家族に送るSNSのメッセージを本人の「コエ(声)」で読み上げたり、 怪我や病気で声を失った方にコミュニケーションツールとしての利用を想定しているそうだ。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860