インフォコム、売上高850～1150億円、EBITDA 130～160億円目指す中期計画　「めちゃコミ」23年の売上高600億円目指す　「ヘルスケア」も重点領域に

インフォコム<4348>は、6月4日、2023年3月期を最終年度とする中期経営目標を発表した。売上高は2020年3月期比で45.6％増～97.0％増を目指す850億円～1150億円、EBITDA（営業利益+償却費）は同38.4％増～70.4％増の130億円～160億円、ROE15.0％以上（同16.2％）を目標とする計画だ。
 

重点分野となるのは、電子コミックとヘルスケアだ。「めちゃコミック」は、市場成長を上回るスピードで成長しており、2022年3月期においては年平均成長率20％以上で600億円を目指す。2020年3月期の実績である326億円から84.0％伸ばす。
 

電子コミックでは、オリジナルコミックの拡充とともに、アプリの本格展開（アプリのフルリニューアルとプロモーション強化）、さらに大手出版社との協力関係を強化し、独占先行で配信していく。
 

ヘルスケア領域では、107億円から150億円の伸ばす。新たに企業・個人向け健康サービスの立上げと海外展開、介護領域での事業拡大、オンライン診療やMR向けオンライン営業支援などのオンラインサービスも展開していくとのこと。
 

このほか、M&Aなど戦略投資も推進する。投資枠については300億円を設定しているとのこと。売上高およびEBITDAのレンジが大きいのは、M&Aの影響度合いが読みづらいためだろう。