『ポケモンGO』『FGO』『プロスピA』『荒野行動』と連日首位が入れ替わる激動の5日間、『ツイステ』も初の首位を獲得…App Storeの1週間を振り返る
6月8日~12日のApp Store売上ランキングの動きを振り返っていこう。
週明けの8日は、Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が首位に立ったが、翌9日にはFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が5月27日以来となる首位に。「復刻 ラスベガス御前試合ピックアップ1召喚(日替り)」を実施していることが、首位に返り咲く原動力となったようだ。
その『FGO』から首位の座を奪ったのが、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』で、9日15時より「2020 エキサイティングプレイヤー第1弾」が新登場するスカウトの開催で売上を伸ばしたもよう。
その他、11日には「フェアリーガラ 期間限定召喚」効果でアニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』が初の首位を獲得。翌日になると、シーズン12「深海行動」を開始した『荒野行動』が1位になるなど、首位に立つタイトルが連日入れ替わる1週間となった。
■6月8日
6月8日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が首位に立った。
ランキングの上昇が目立ったのは、土曜日の110位から11位に急上昇したバンダイナムコエンターテインメントとDeNA<2432>の『ONE PIECE サウザンドストーム』だ。『サウスト』は、6月17日15時より、「赤犬(サカズキ) 元帥」と「藤虎(イッショウ)」が仲間となるキャラ獲得イベント「海軍本部の合同演習」を開始するとともに、2人の必殺技・技付きシーンカードが登場したイベントガシャを開催していることが大きく順位を押し上げたようだ。
出所:AppAnnie
また、Cygamesの『グランブルーファンタジー』が土曜日の120位から19位へと急浮上した。『グラブル』は、6月6日19時より、Sレア以上1回確定10連ガチャとSSレア確定ガチャ、ボーナスアイテム1種類のセットとなる「スターレジェンドガチャセット」を開催していることが売上につながっているもよう。
出所:AppAnnie
そしてこの日は、ガイアモバイルと盛趣遊戯(Shengqu Games)が6月1日より日本を含むアジアでの配信を開始した新作『Fallout Shelter Online』が29位とトップ30入りを果たした。『Fallout Shelter Online』は、6月5日には「ギルドシステム」の実装も行うなど、初動からゲームの活性化にも取り組んでおり、引き続きその動向に注目しておきたい。
■6月9日
6月9日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、FGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が5月27日以来となる首位に立った。
『FGO』は、6月8日18時より、期間限定イベント「復刻:見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負! ライト版」を開催するとともに、期間限定サーヴァント「★5(SSR)宮本武蔵(バーサーカー)」「★4(SR)刑部姫(アーチャー)」「★4(SR)カーミラ(ライダー)」が登場した「復刻 ラスベガス御前試合ピックアップ1召喚(日替り)」を実施していることが首位獲得の原動力となったようだ。
出所:AppAnnie
また、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』が前日の25位から6位に急上昇した。『パワプロ』は、6月8日のメンテナンス終了後より、配信2000日記念キャンペーンを開始しているほか、「祝賀会 鳴響高校強化記念ガチャ」を開催しており、売上を伸ばしているもよう。
出所:AppAnnie
ランキングの動きで目立ったのは、KLab<3656>とブロッコリー<2706>の『うたのプリンスさまっ Shining Live』が前日の62位から20位まで急上昇してきたことだ。『シャニライ』は、本日6月9日の「四ノ宮那月」と「来栖 翔」の誕生日を記念したBIRTHDAY撮影をそれぞれ実施していることが大きく順位を押し上げたようだ。
出所:AppAnnie
ほか、Craft Eggとブシロード<7803>の『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』がトップ30に復帰した。
■6月10日
6月10日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。
『プロスピA』は、6月9日15時より、「2020 エキサイティングプレイヤー第1弾」が新登場したスカウト「エキサイティングプレイヤーセレクション」を開催しており、売上を伸ばしているようだ。
出所:AppAnnie
また、バンダイナムコオンラインの『アイドリッシュセブン』が前日の183位から18位まで急浮上してきた。『アイナナ』は、本日6月10日にプロジェクト発表5周年を迎えており、それを記念したUR「記念日2020」衣装限定レアオーディションなど様々な施策を実施していることが大きく順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
ほか、PUBGの『PUBG MOBILE』や、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』などがトップ30に復帰した。
■6月11日
6月11日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、上位陣の順位が大きく入れ替わる中で、アニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』が初の首位を獲得した。
『ツイステ』は、6月10日16時より、期間限定イベント「フェアリーガラ ~春を呼ぶ妖精たちの祝祭~」と「フェアリーガラ 期間限定召喚」を開始(関連記事)しており、期間限定の「SSR レオナ[ガラ・クチュール]」と「SR ジャミル[ガラ・クチュール]」が登場していることが初の首位獲得の原動力となったようだ。
出所:AppAnnie
また、昨年9月以来、久々にトップ10圏内に入ってきたのが、マーベラス<7844>とAiming<3911>の『剣と魔法のログレス いにしえの女神』だ。『ログレス』は、6月10日のメンテナンス後より、人気アニメ「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」とのコラボを開催しており、3種のコラボ限定武器が登場したジョブガチャを実施しているほか、コラボ限定魔神器&シックスセンスがショップに登場していることなどが大きく順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
そして、この日は、YOOZOO GAMESの『三国志ブラスト-少年ヒーローズ』が30位と初のトップ30入りを果たした。既にGoogle Playランキングではトップ30入りを果たしたこともある本作は、4月28日にリリースされたスマホ向けの本格三国志RPG。6月10日には新しい対人コンテンツ「決戦定軍山」の実装や、直近は限定神将イベントなども開催しており、じりじりと順位を上げる形になっている。このまま上位に定着することができるのか、今後の動向が注目されるところだ。
出所:AppAnnie
■6月12日
6月12日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、NetEase Gamesの『荒野行動』が首位に立った。
『荒野行動』は、シーズン12「深海行動」を6月11日より開始しており、新シーズンに合わせた衣装スキンや乗り物スキン、銃スキンなどが登場していることが首位獲得につながったようだ。
出所:AppAnnie
トップ圏内では、テンセントゲームズの『コード:ドラゴンブラッド』が前日の24位から8位に浮上してきた。『コード:ドラゴンブラッド』は、6月11日のメンテナンス終了後より、新しい乗り物設計図「異世界のメカ」がラインアップされた「秘密のガチャ」第三弾などが追加されたことが売上につながっているもよう。
出所:AppAnnie
ほか、「三周年記念SSジョブ確定ガチャ 第二弾」を開始したポケラボとスクウェア・エニックスの『SINoALICE(シノアリス)』や、コロプラ<3668>の『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、フォワードワークスと日本一ソフトウェア<3851>の『魔界戦記ディスガイアRPG』などがトップ30に復帰した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アニプレックス
- 設立
- 1995年9月
- 代表者
- 岩上敦宏
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- ・売上高:2062億2200万円(前の期比36.6%増)
・営業利益:534億5300万円(同81.9%増)
・経常利益:537億5100万円(同84.2%増)
・最終利益:369億3600万円(同100.5%増) - 上場区分
- 未上場
会社情報
- 会社名
- FGO PROJECT
会社情報
- 会社名
- NetEase Games