サイバーエージェント、インターネット広告事業で「Amazon DSP」のDSP Reports API連携による運用システムの提供を開始
サイバーエージェント<4751>は、インターネット広告事業において、「Amazon DSP」のDSP Reports API連携による運用システムの提供を開始した。なお、国内初の取り組みとなる。
Amazon Advertising APIは、これまで「Amazonスポンサー広告」のみが開放されていたが、「Amazon DSP」においても開放されることとなり、同社はいち早く接続に向けたプロジェクトを発足させ、早期に連携を完了した。今回の「Amazon DSP」とのAPI連携により、入札価格や予算の調整・変更、レポート作成における広告実績データの取得作業をシステム化することで、よりスピーディーかつ高頻度での広告運用が可能となる。
また、同社独自の広告運用プラットフォームと連携し、独自の運用パッケージ「Bid Optimizer (ビッドオプティマイザー)」、「Budget Adjuster (バジェットアジャスター)」と組み合わせることで、広告効果や配信ペースに合わせた運用オペレーションをこれまで以上に高頻度で実行し、さらなる広告効果の最大化を目指す。
【1】 「Bid Optimizer (ビッドオプティマイザー)」:自動の入札調整
各キャンペーンの効果状況に応じて入札価格を調整し、KPI指標(ROASやCPA)の最大化にむけて最適化を行う。これまで以上に、頻繁に効果状況のモニタリングが可能となり、調整がより細やかに対応できるため効果改善が見込める。
【2】 「Budget Adjuster (バジェットアジャスター)」:自動の日予算調整
各キャンペーンの予算の使用状況に応じて日予算を調整し、KPI指標(ROASやCPA)の最大化にむけて最適化を行う。設定予算を使い切る恐れのあるキャンペーンの有無を、さらに高頻度でモニタリングが可能となるため、配信の機会損失リスクをこれまで以上に防ぐことが可能となる。
同社は今後も高い技術力を生かし、Amazon社とともに最先端の取り組みを通して、広告主企業の広告効果の最大化に尽力していくとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751