コーエーテクモ、第1四半期の経常益は617%増の89億円と大幅増 ロイヤリティ収入が大きく寄与、有価証券売却益も押し上げ
コーエーテクモホールディングス<3635>は、7月27日、2021年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高113億6300万円(前年同期比57.2%増)、営業利益43億8700万円(同4.5倍)、経常利益89億5700万円(同7.1倍)、最終利益66億2800万円(同2.9倍)となった。
IP許諾によるロイヤリティ収入が引き続き好調に推移したほか、投資有価証券売却益により営業外収益が増加した。なお、この四半期は海外売上高比率は61.7%に達しているほか、スマートフォンゲーム・ソーシャルゲームが前年同期比88.0%増となっている。一方で、アミューズメント施設およびKT Zepp Yokohamaの休業中の固定費1億2400万円を特別損失として計上している。
主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンタテインメント事業…売上高107億4200万円(前年同期比68.2%増)、セグメント利益43億1500万円(同5.8倍)
・「シブサワ・コウ」ブランドでは、IPを許諾したスマートフォンゲーム『三国志・战略版』が中国のApp Storeセールスランキングで1位を獲得するなど好調に推移した。「三國志」シリーズ35周年記念となる新作スマートフォンゲーム『三國志 覇道』は、6月に2度目のβテストを実施し、さらなるクオリティアップを図っている。
・「ω-Force」ブランドでは、アトラスと共同開発した『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が6月にアジアで発売された。
・「Team NINJA」ブランドでは、『仁王2』が5月に全世界累計出荷本数100万本を突破した。
・「ガスト」ブランドでは、『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』のリピート販売が収益に寄与した。
・「ルビーパーティー」ブランドでは、5年ぶりのナンバリングタイトル『遙かなる時空の中で7」(Nintendo Switch用)を6月に国内、アジアでリリースした。
・「midas」ブランドでは、スマートフォン向け新規タイトルを鋭意開発している。
②アミューズメント事業…売上高5億2300万円(同22.4%減)、セグメント利益1700万円(同89.1%減)
アミューズメント施設は、一部期間において休業したが、6月より全店の営業を再開し、堅調に推移している。パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発については、在宅勤務への切り替えなどにより、進捗に一部遅れが生じた。
③不動産事業…売上高1億6400万円(同5.8%増)、セグメント利益6600万円(同34.7%増)
感染症の影響により、第1四半期にKT Zepp Yokohamaで開催予定であったライブイベントは、全て中止または延期となった。その他の賃貸用不動産は高い稼働率を維持している。
■通期見通しは引き続き未定に
なお、2021年3月期通期の見通しは未定。新型コロナウイルス感染症への対応として、原則在宅勤務でのゲーム開発体制に移行しており、発売予定タイトルの進捗についても慎重に見極める必要があるとのこと。今後、連結業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表するとしている。
IP許諾によるロイヤリティ収入が引き続き好調に推移したほか、投資有価証券売却益により営業外収益が増加した。なお、この四半期は海外売上高比率は61.7%に達しているほか、スマートフォンゲーム・ソーシャルゲームが前年同期比88.0%増となっている。一方で、アミューズメント施設およびKT Zepp Yokohamaの休業中の固定費1億2400万円を特別損失として計上している。
主なセグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンタテインメント事業…売上高107億4200万円(前年同期比68.2%増)、セグメント利益43億1500万円(同5.8倍)
・「シブサワ・コウ」ブランドでは、IPを許諾したスマートフォンゲーム『三国志・战略版』が中国のApp Storeセールスランキングで1位を獲得するなど好調に推移した。「三國志」シリーズ35周年記念となる新作スマートフォンゲーム『三國志 覇道』は、6月に2度目のβテストを実施し、さらなるクオリティアップを図っている。
・「ω-Force」ブランドでは、アトラスと共同開発した『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が6月にアジアで発売された。
・「Team NINJA」ブランドでは、『仁王2』が5月に全世界累計出荷本数100万本を突破した。
・「ガスト」ブランドでは、『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』のリピート販売が収益に寄与した。
・「ルビーパーティー」ブランドでは、5年ぶりのナンバリングタイトル『遙かなる時空の中で7」(Nintendo Switch用)を6月に国内、アジアでリリースした。
・「midas」ブランドでは、スマートフォン向け新規タイトルを鋭意開発している。
②アミューズメント事業…売上高5億2300万円(同22.4%減)、セグメント利益1700万円(同89.1%減)
アミューズメント施設は、一部期間において休業したが、6月より全店の営業を再開し、堅調に推移している。パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発については、在宅勤務への切り替えなどにより、進捗に一部遅れが生じた。
③不動産事業…売上高1億6400万円(同5.8%増)、セグメント利益6600万円(同34.7%増)
感染症の影響により、第1四半期にKT Zepp Yokohamaで開催予定であったライブイベントは、全て中止または延期となった。その他の賃貸用不動産は高い稼働率を維持している。
■通期見通しは引き続き未定に
なお、2021年3月期通期の見通しは未定。新型コロナウイルス感染症への対応として、原則在宅勤務でのゲーム開発体制に移行しており、発売予定タイトルの進捗についても慎重に見極める必要があるとのこと。今後、連結業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表するとしている。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635