ドリコム<3793>の第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高33億0300万円(前年同期比46.6%増)、営業利益は6億2300万円(同386.4%増)、経常利益は6億0900万円(同301.4%増)、最終利益は4億6700万円(同282.4%増)と大幅増収増益となった。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』と『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』がそれぞれ2周年、6周年を迎え、周年イベントを追い風に好調に推移したほか、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』など、主力IPゲームタイトルが引き続き堅調に推移した。
一方、費用については、運用タイトルが増加したことによる運用費の増加に加えて、前年同期に開発中であったゲームタイトルが前期中にリリースされたことにより資産計上額が減少したことから増加したものの、増収効果で吸収し、大幅な増益となった。
ゲーム事業
セグメント売上高は32億4100万円(同48.6%増)、セグメント利益は7億1400万円(同253.3%増)となった。他社IPゲームについては、同社の注力タイトルである2014年5月にリリースされたIPゲームアプリが、5月にリリース6周年を迎えた『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』のほか、2018年4月にリリースされた『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』が2周年を迎え、ユーザーの強い支持の下、経年を感じさせない好調な推移となった。また、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』など主力IPゲームタイトルも引き続き堅調に推移した。
メディア事業
セグメント売上高は6100万円(同15.6%減)、セグメント損失は9100万円(前年同期は7400万円のセグメント損失)となった。広告代理業務の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』など、同社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねた。しかしながら、広告代理業務の売上高の減少、多くの新規サービスが事業開発段階にあることから費用先行が続いた。
9月中間期の業績については、売上高61億円(前年同期比35.9%増)、営業利益9億円(同170.9%増)、経常利益8億5000万円(同187.8%増)、最終利益6億円(同180.7%増)を見込む。
今後については、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指していく。
なお、今期では、新型コロナウイルス感染症の流行に鑑み、安定的な利益の創出とキャッシュフローの確保を最優先事項と位置づけ、経済状況が安定するまでの当面の間、保守的な姿勢で経営に取り組んでいく。
具体的には、既存ゲーム事業の不採算タイトルへの対応を中心とする一層の収益性の向上と、現在のサービスポートフォリオを事業環境に適った形へと見直し、経営リソースの効率的な配分を図っていく。また、新規事業開発についても、利益とキャッシュフローを圧迫しないという前提のもと、継続的に研究開発を行い、中長期での成長も意識していく。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』と『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』がそれぞれ2周年、6周年を迎え、周年イベントを追い風に好調に推移したほか、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』など、主力IPゲームタイトルが引き続き堅調に推移した。
一方、費用については、運用タイトルが増加したことによる運用費の増加に加えて、前年同期に開発中であったゲームタイトルが前期中にリリースされたことにより資産計上額が減少したことから増加したものの、増収効果で吸収し、大幅な増益となった。
ゲーム事業
セグメント売上高は32億4100万円(同48.6%増)、セグメント利益は7億1400万円(同253.3%増)となった。他社IPゲームについては、同社の注力タイトルである2014年5月にリリースされたIPゲームアプリが、5月にリリース6周年を迎えた『ONE PIECE トレジャークルーズ(トレクル)』のほか、2018年4月にリリースされた『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』が2周年を迎え、ユーザーの強い支持の下、経年を感じさせない好調な推移となった。また、『ぼくとドラゴン』や『ダービースタリオン マスターズ』など主力IPゲームタイトルも引き続き堅調に推移した。
メディア事業
セグメント売上高は6100万円(同15.6%減)、セグメント損失は9100万円(前年同期は7400万円のセグメント損失)となった。広告代理業務の他、次世代の主力事業創出を目的とした取り組みの一環である『DRIP(Drecom Invention Project)』のもと、2018年8月に発表した位置情報と3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム『AROW』など、同社の有するインターネットサービスの知見を活かした新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねた。しかしながら、広告代理業務の売上高の減少、多くの新規サービスが事業開発段階にあることから費用先行が続いた。
■第2四半期の見通し
9月中間期の業績については、売上高61億円(前年同期比35.9%増)、営業利益9億円(同170.9%増)、経常利益8億5000万円(同187.8%増)、最終利益6億円(同180.7%増)を見込む。
今後については、主力のゲーム事業の一層の採算性向上に取り組むほか、新規事業開発においてゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、ゲーム事業を軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指していく。
なお、今期では、新型コロナウイルス感染症の流行に鑑み、安定的な利益の創出とキャッシュフローの確保を最優先事項と位置づけ、経済状況が安定するまでの当面の間、保守的な姿勢で経営に取り組んでいく。
具体的には、既存ゲーム事業の不採算タイトルへの対応を中心とする一層の収益性の向上と、現在のサービスポートフォリオを事業環境に適った形へと見直し、経営リソースの効率的な配分を図っていく。また、新規事業開発についても、利益とキャッシュフローを圧迫しないという前提のもと、継続的に研究開発を行い、中長期での成長も意識していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793