ユナイテッド、1Q(4~6月)は売上高31%増、営業益212%増に 保有するメルカリ株の一部売却でインベストメント事業の収益が膨らむ

ユナイテッド<2497>は、8月5日、2021年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高79億9400万円(前年同期比31.4%増)、営業利益53億円(同212.9%増)、経常利益53億300万円(同218.9%増)、最終利益37億600万円(同385.0%増)となった。

投資先のメルカリ<4385>の営業投資有価証券の一部を売却(関連記事)したことで、インベストメント事業の収益が大きく膨らんだ。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①DXプラットフォーム事業
キラメックスを中心に事業成長を継続し、売上高は5億2500万円(前年同期比49.6%増)となった。一方、ブリューアスの事業拡大に向けた開発リソース追加などの先行投資を実施した結果、1700万円のセグメント損失を計上した。

②インベストメント事業
投資先の営業投資有価証券を売却したことなどの影響により、売上高は54億5600万円(同106.9%増)、セグメント利益は53億8400万円(同116.1%増)となった。

③アドテクノロジー事業
収益性重視の運営に移行したことにより、売上高は14億4400万円(同15.2%減)となったが、セグメント利益は2億600万円(同49.0%増)となった。

④コンテンツ事業
前期に実施した事業ポートフォリオの整理に伴い、非継続事業の営業赤字が縮小したため、売上高は5億7000万円(同59.4%減)となったものの、セグメント利益は2100万円と黒字転換した。

なお、2021年3月期通期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症による業績への影響を現時点で適正かつ合理的に予測することが困難であるため、非開示としている。
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
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