アクセルマーク<3624>は、YCC情報システムと提携し、YCC情報システムの提供する除雪管理システムの取り扱いを開始することを発表した。
■本提携の背景
アクセルマークでは、積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」の商用サービス化を推進しており、豪雪地帯において、毎シーズン多くの人手や時間を要する除雪出動判断のための見回り工数の削減のためのソリューションの提供を行っている。
YCC情報システムでは、同じく工数のかかる除雪車の稼働の管理、報告書の作成等の負担軽減のためのソリューションとして、除雪管理システムを提供している。
本システムを導入することで、除雪車の移動経路を自動で記録し、除雪車の1分単位の正確な稼働時間や走行ルートを確認できるようになる。同時に除雪業務に関わる稼働費を自動計算し、除雪費集計作業を効率化。
これにより、より正確な除雪費用の管理と事務担当者および除雪作業者の業務負担の軽減を実現する。
両社の持つ除雪の効率化のためのソリューションを相互販売する体制を構築することで、除雪に関わるコストや業務負荷の軽減を課題とする豪雪地帯の自治体の課題解決の手段を増やすため、本提携を行うとした。
■期待する効果
アクセルマークとYCC情報システムはそれぞれに「YUKIMI」と除雪管理システムを取扱商品に加えることで、既に導入実績のある自治体等に対し、ワンストップでサービス提供可能となる。
また、アナログでの管理が主流となっている除雪オペレーションに関し「シーズンを通した積雪深情報」「除雪車の稼働経路・稼働時間の情報」を一元管理することで、除雪作業をデジタルデータで見える化し、最適な除雪計画の立案、適切な除雪車の配置等を行うことができるようになり、今後期待される除雪のDX(※)を推進する。
※DX=デジタルトランスフォーメーション:「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624