『DQウォーク』の首位の牙城に挑んだのは『ドッカンバトル』! 『リゼロス』や『三國志 覇道』など新作も躍進…App Store売上ランキングの1週間を振り返る

9月14日~9月18日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。この週は、1周年キャンペーンで首位をキープし続けていた『ドラゴンクエストウォーク』の牙城を『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が崩して首位に立つ展開となった。

同じく周年ものでは、3周年を迎えた『アズールレーン』が金曜日に一気に3位まで急浮上している。
 

また、この週は新作などの動きも活発で、セガの『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories』が5位、コーエーテクモゲームスの『三國志 覇道』は18位まで上昇した。さらに金曜日にはテンセントゲームズの『聖闘士星矢 ライジングコスモ』が38位まで上昇してきており、今後の施策展開など次第ではトップ30圏内に食い込んでくることになりそうだ。

 
■9月14日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位に立った。『DQウォーク』は、9月12日15時より、1周年記念イベントを開始しており、★5「世界樹のつるぎ」など世界樹の導き装備が登場する「世界樹の導き装備ふくびき」を実施していることなどが首位獲得の原動力となったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、ブシロード<7803>とCraft Eggの『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が土曜日の57位から19位に急上昇しは、トップ30に復帰してきた。『ガルパ』は、9月12日15時より、「全世界2000万人突破記念★4ミラクルチケットセットガチャ」を開催していることなどが順位を大きく押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントとドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』や、ポケラボとブシロードの『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』などがトップ30に復帰した。



 
■9月15日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープ。以下、2位・3位は昨日より入れ替わり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』、アニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』と続く結果となった。

そんな中、本日、注目したいのは、前日の42位から9位まで順位を上げた、Cygamesの『プリンセスコネクト!Re:Dive』だ。同タイトルでは、9月14日12時より、「キョウカ(ハロウィン)」と「ミミ(ハロウィン)」の提供割合がアップする「ハロウィンプライズガチャ」を開催している。特に、「キョウカ(ハロウィン)」は期間限定キャラということもあり、数多くのガチャが回されたようだ。
 
出所:AppAnnie
 

また本日、最も順位を上げているのも同じくCygamesのタイトルで、『グランブルーファンタジー』だ。同タイトルは、前日の321位から306ランクアップで15位まで浮上。主な要因としては、9月14日19時より、期間限定で「サプライズ!!スペシャルガチャセットキャンペーン」を開始したことが挙げられる。本キャンペーンは、「レジェンド10連ガチャチケット」1枚と「スペシャル交換チケット」1枚のセットを、3000モバコイン、3000グラブルコイン、3000GREEコイン、または3000DMMポイントで、ひとり1セットのみ購入できる内容となっており、これがユーザーから好評だった模様。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『テイルズ オブ ザ レイズ フェアリーズ レクイエム』や、Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!!Basic』、リベル・エンタテインメントの『A3!(エースリー)』などが大幅に順位を上げている。



 
■9月16日

スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープした。

トップ10圏内では、PUBGの『PUBG MOBILE』が前日の55位から6位に飛び込んできた。『PUBG MOBILE』は、9月15日より、「Beyond A.C.E.」をテーマとした「Royale Pass」シーズン15を開始しており、「隠密忍者セット」「Black Wing Knightセット」など、世界各国の勇者たちをモチーフとした衣装スキンが新登場していることが順位上昇につながったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、この日はコーエーテクモゲームスが前日9月15日にリリースしたばかりの新作『三國志 覇道』が27位と早くもトップ30入りを果たした。本作は、「三國志」シリーズ35周年を記念して、シブサワ・コウブランドが開発・運営するスマートフォン用MMO戦略シミュレーションゲーム。直近では、監修タイトルやライセンス供与したタイトルの国内外でのヒットが目立っていたが、直営タイトルとなる本作がヒットタイトルとして育っていくのか注目されるところだ。
 
出所:AppAnnie


ほか、YOOZOO GAMESの『レッド:プライドオブエデン』や、colyの『魔法使いの約束』などがトップ30に復帰した。



 
■9月17日

バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が首位に立った。『ドッカンバトル』は、9月16日14時より、「頂・伝説降臨」ガシャを開始しており、新SSRの「【好敵手へのエール】ベジータ(天使)」が登場していることが首位回復の原動力となったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、コロプラ<3668>の『白猫プロジェクト』が前日の170位から一気に3位に飛び込んできた。『白猫PJ』は、9月16日16時より、新イベント「立秋 私立茶熊学園2020~風雲文化祭編~」を開始するとともに、「コルネ(CV:小原好美)」などイベントで活躍する7人のキャラクターがガチャに登場していることが順位を大きく押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


そしてこの日は、Happy Elementsの『HELIOS Rising Heroes(エリオスライジングヒーローズ)』30位と、8月3日のリリースから初のトップ30入りを果たした。『エリオスライジングヒーローズ』は、9月16日より、イベント「華麗なる紳士たちのセレモニー」の開催に合わせて、新★4ヒーロー「【華麗なる紳士たちのセレモニー】ブラッド・ビームス」らが登場した新オーダーを実施していることに加え、ショップで月1回限定でお得なスペシャルパックの販売を開始したことも売上に寄与しているものと思われる。
 
出所:AppAnnie


ほか、セガの『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories』が5位、コーエーテクモゲームスの『三國志 覇道』が18位と新作2タイトルも順位を上げている。



 
■9月18日

バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が首位をキープした。

上位陣では、Yostarの『アズールレーン』が前日の43位から3位に急浮上した。『アズールレーン』は、9月17日のメンテナンス終了後より、初のUR艦船となる「信濃」が登場した期間限定建造を実施していることや、イベント登場艦船の水着着せ替えを販売していることなどが売上に大きく貢献しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、コロプラ<3668>の『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』が前日の117位から11位に急上昇し、トップ10に迫った。『黒猫のウィズ』は、9月17日16時より、プレイヤーによる投票企画「黒ウィズゴールデンアワード2020」で選出された上位12体の精霊が登場するイベント「黒ウィズゴールデンアワード2020」の後半を実施しており、イベントガチャに人気精霊がアニメーションとなったスペシャルなカードとして登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


なお、前日リリースされた新作であるテンセントゲームズの『聖闘士星矢 ライジングコスモ』が38位、コーエーテクモゲームスの『モンスターファーム2』が39位、崑崙とKLab<3656>の『BLEACH Soul Rising』が49位とトップ50圏内に入っている。ここからさらに上位をうかがうことになるのか、注目されるところだ。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
https://www.bandainamcoent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
株式会社コーエーテクモゲームス
https://www.gamecity.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社コーエーテクモゲームス
設立
1978年7月
代表者
代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
決算期
3月
直近業績
売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
上場区分
非上場
企業データを見る
株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
企業データを見る