【連載】RPGユーザーはキャラクターや世界観に没入できるプロモーションを好む…「4大ゲームジャンル 最新レポート」より(提供:Facebook Gaming)

広告

 

(本稿はFacebook Gaming の提供による記事なります)


我々、Facebook Gamingは、Facebookの中でゲーム業界に特化した組織です。世界各国・ゲーム会社様のスマホゲームやコンソールゲームのマーケティングを、Facebook広告を活用したプロモーションはもちろん、様々なツールやスキームを活用した全体的なマーケティング支援を行っております。

また、弊社では積極的にゲームマーケターのためのコミュニティを形成し、これまでの世界各国での成功事例の共有や、さまざまなレポート提供しております。

今回の記事ではFacebook Gaming最新レポート「4大ゲームジャンル 最新レポート2020」の中から「RPG」ジャンルに絞って、グローバル展開はもちろんのこと、普段のマーケティングにおいても活用できるようなデータをご紹介していきます。
(Facebook Gaming クライアントパートナーマネージャー 岡澤創人)

 
4大ゲームジャンル 最新レポート

 4大ゲームジャンル 最新レポートVol.3「各国のRPGゲームプレイヤー動向」 

 

モバイルゲームのジャンルに関する4回シリーズのブログの第2回では、グローバルバーティカルインサイトマーケティングストラテジストのKyle Ranallyが、今日のロールプレイングゲーム(RPG)のプレイヤーについて考察します。

この記事では、日本、韓国、英国、米国の4か国を対象に、RPGのジャンルに焦点を当てて考察します。RPGは日本で非常に人気があるため、パズルRPG、ターン制RPG、アクションRPG/大規模多人数同時参加型オンライン(MMO) RPGなどのサブジャンルに見られる興味深い相違点についてもご紹介します。

以前の考察で示したように、モバイルゲームプレイヤーが次にプレイするゲームを決めるにあたって、ゲームジャンルは大きな要因となります。

ストラテジーゲームのプレイヤーと同様、RPGゲームのプレイヤーにも独自のニーズと動機があります。このジャンルのプレイヤーは、挑戦と達成感にあふれた仮想世界の中で新しいキャラクターになりきることを好みます。

モバイルゲームのマーケターと開発者は、優れたゲーム体験を生み出し、効果的に宣伝するために、こうしたプレイヤーのマインドセットを十二分に理解しておく必要があります。

モバイルRPGプレイヤーの動機と行動を詳細に把握するため、弊社はInterpretに委託して世界11か国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、フランス、インドネシア、インド、日本、韓国、英国、米国)のモバイルゲーマー13,412人を対象に調査を実施しました。

この広範な調査では、モバイルゲーマーを27のモバイルゲームジャンルとサブジャンルに分け、ゲームに関する行動に着目しました。また、複数のゲームジャンルの行動に関するインサイトを引き出すために、Facebookのアプリイベントのデータも分析しました。

 

■自分以外のキャラクターとなってゲームの世界に没頭することがRPGの魅力

 
「ロールプレイング(役割を演じる)」という名称が示すとおり、RPGのプレイヤーはゲーム内のキャラクターになりきって、わくわくするストーリーに沿ってゲームを進めます。実際、米国のRPGプレイヤーの56%が、別のキャラクターや世界に没頭できることがモバイルゲームの魅力だと回答しています。

RPGには現実逃避によってストレスを発散させる効果もあり、日本、韓国、英国、米国のプレイヤーがRPGをプレイする主な動機としてあげています。

モバイルゲームプレイヤーの43%がRPGをプレイしている日本では、サブジャンルによってプレイの動機に興味深い差異が見られます。

アクションRPG/MMORPGプレイヤーの38%は、仮想世界のアイテムを集めるのが楽しいと回答しているのに対し、パズルRPGプレイヤーの10人中4人近く(38%)は、隙間時間を埋めるための暇つぶしとしてプレイしていると回答しています。

 

▼RPGプレイヤーがモバイルゲームをプレイする理由


 

 

■RPGプレイヤープレイヤー開発者とつながるためにオンラインコミュニティ利用

 
RPGプレイヤーは、RPGに関する情報を集めるためのSNSなどを積極的に活用しています。

米国ではRPGプレイヤーの75%、英国では79%が、RPGゲームのライブストリーミングを視聴したり、他のプレイヤーのスコアや成績をオンラインで見たことがあると回答しています。

オンラインコミュニティもRPGプレイヤー同士がつながる場として人気を博しています。米国、英国、日本、韓国のRPGプレイヤーの半数以上が、モバイルゲームのコミュニティに毎週アクセスしていると回答しています。

しかし、コミュニティの利用動機については、地域間に興味深い違いも見られます。米国のRPGプレイヤーの48%は、これから遭遇するゲーム内イベントについて知るためにコミュニティを利用しています。

それに対し日本では、アクションRPG/MMORPGプレイヤーの46%はゲームプレイ動画を楽しむために、パズルRPGプレイヤーの42%はゲーム上達のためにコミュニティを利用しています。

 

■アプリ内広告に寛容なRPGプレイヤーが新たな収益化の機会を創出

 
日本と韓国では、アプリ内課金(IAP)が最も多いゲームジャンルはRPGです。両国は他の国々と比較して毎月課金を行うプレイヤーの割合も高く、2020年の第1四半期では韓国のプレイヤーの10.9%、日本のプレイヤーの9.3%が毎月ゲーム内課金を行っています(英国のRPGプレイヤーでは5.4%)。


しかし、ゲーム内課金に頼りすぎるとRPGプレイヤー離れを招いてしまう恐れもあります。韓国のRPGプレイヤーの3分の1以上(36%)と米国のRPGプレイヤーの5人に1人(20%)は、課金を迫られることが多かったためにRPGモバイルゲームのプレイをやめたことがあると回答しています。

そのため、アプリ内広告(IAA)を織り交ぜた収益化戦略により、開発者は最適なバランスを見つけることができます。RPGプレイヤーは一般的にアプリ内広告に寛容です。韓国のプレイヤーの80%、米国のプレイヤーの70%はゲーム中にアプリ内広告を見ることに抵抗を感じていません。

 

新しいゲームをRPGプレイヤーにアピールするには、キャラクターに焦点を当てた広告が効果的

 
マーケターがRPGプレイヤーの興味を惹くために重要なのは、関連性が高いメッセージを適切なトーンで発信することです。

RPGプレイヤーに効果的にアピールできている広告には、メインとなるゲームプレイのシーンとキャラクター/ストーリーラインを紹介しているという傾向があります。日本ではキャラクターが特に重要で、RPGプレイヤーの多くは、広告でゲームのアートスタイルを見たいと考えています。

実際、日本のターン制RPGのプレイヤーの70%、アクションRPG/MMORPGプレイヤーの53%は、スタイリッシュなデザインのモバイルゲームを好むと回答しています

RPGプレイヤーは、挑戦心をくすぐる新しいモバイルゲームの広告を好意的に捉える傾向があり、米国ではRPGプレイヤーの45%がこのようなタイプの広告を好んでいます

また、興味深いことに、日本のRPGプレイヤー(特にパズルRPGプレイヤー)は韓国、英国、米国と比べてユーモラスな広告を好む傾向があります。

各ジャンルのインサイトと分析については、Facebook IQ、Facebook Gaming、GameRefineryが共同で制作した「ジャンルと人気ゲーム」レポート(全文)をご覧ください。


4大ゲームジャンル 最新レポート


今後も数回にわたってレポートやベストプラクティスを紹介していきたいと思いますし、詳細について気になる方はFacebook Gamingまでお問い合わせください。

 

■FaceBook Gaming 連載 バックナンバー

Vol.1 米英はハイパーカジュアルが活況…世界のゲームトレンドを読み解く「4大ゲームジャンル最新レポート」より

Vol.2 日本のストラテジーゲームユーザーはユーモアのある広告が好き?…「4大ゲームジャンル 最新レポート」より

 

Meta(Facebook)

会社情報

会社名
Meta(Facebook)
企業データを見る