CRI、サウンドミドルウェア「ADX2」の大型アップデートで「CRI Atom Craftロボット」機能をリリース ゲームの大規模開発での自動化をサポート
CRI・ミドルウェア<3698>は、サウンドミドルウェア「CRI ADX2(以下、ADX2)」の大型アップデートで、「CRI Atom Craftロボット」機能をリリースしたことを発表した。
本機能は、各ゲームタイトルに合わせたADX2のオーサリングツール「CRI Atom Craft」のカスタマイズを可能にする。クリエイターの目的にあわせ、外部機能との連携や膨大なサウンドファイルの正確かつ確実な自動処理が可能となるため、ゲーム開発の効率化がさらに進み、よりリッチなサウンド演出の実現に貢献する。
■ゲーム開発が大規模になるにつれて欠かせない自動化をサポートする「CRI Atom Craftロボット」
昨今、ゲーム開発の大規模化に伴い、開発作業量が膨大となったことで起こる手作業によるミスを避けるため、適切な箇所において自動化を行う、という手法を取ることが増えてきた。
ゲームサウンド制作においても、サウンドファイル数が数千、数万を超えたり、世界観のより繊細な表現やプレイヤーの没入感を増すため、細かなサウンド演出を付ける機会が多くなるなど、自動化が必要な状況になっている。
従来より、CRIではこれら作業の効率化、および人為的ミスの防止をサポートするべく、ツールのアップデートを都度行ってきたが、今回リリースした「CRI Atom Craftロボット」機能を合わせて活用することで、CRI側の対応を待つことなく各々の開発環境に独自でカスタマイズ・自動化・外部ツールとの連携機能を実装することが可能となるため、開発のさらなる効率化が見込める。
■便利なサンプルスクリプトを提供
「CRI Atom Craftロボット」機能を追加したツールのSDKには、ダウンロード後すぐに使えるサンプルスクリプト、およびマニュアル・チュートリアルを同梱している。SDKダウンロード後、サンプルスクリプトをそのまま使用してツールをカスタムしたり、チュートリアルを参考にした独自のスクリプト制作にすぐ着手することができる。
<サンプルスクリプト例>
・セレクタからスイッチキューの作成
・マルチチャンネルを簡単に作成
・AISACのコピーを簡単にする
・カテゴリ一括置換
・キュー名・キューID重複チェック
など
■オプションで「CRI Atom Craft ロボット」カスタムサポートも用意
「ADX2」のサウンドオーサリングツールを自社の環境に合わせてカスタマイズしたい、しかし社内で実装が困難な場合は、CRI専門スタッフが要望、開発環境にあわせたスクリプトを用意し、有償にてサポートする。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698