セルシスは、制作会社や配信事業社、出版社、編集プロダクション向けの電子書籍制作ツールとして今秋提供開始した「CLIP STUDIO LAYOUT」のバージョンアップを実施し、新たにスマートチェック機能や、簡易編集機能を実装したことを発表した。
本日バージョンアップしたver1.1.0では、校閲に便利な元画像と編集された後の画像の差分を検出するスマートチェック機能や、コンテンツデータの画面効果やイベントの変更が可能な簡易編集機能が搭載されたため、効率的にコンテンツを校閲、修正することが可能になった。
今後もEPUB、PDFをはじめとした様々なデータの読み込み対応や、画像編集などの制作機能を追加し、制作から校閲まで効率的に行える機能を実装していく。さらに多様なOSやデバイスにも対応し、どのような環境においても使用できるバージョンアップを実施していく。
なお、現在、セルシスの電子書籍制作ツールを使用している事業者は、「CLIP STUDIO LAYOUT」を追加費用なく利用することができる。
・スマートチェック機能
元画像と編集された後の画像の差分を検出し、自動でレポートを作成する。差分は指定した色で強調して表示される。効率的に校閲ができるだけではなく、従来の目視では発見しにくい意図しない編集などの確認が可能。
・簡易編集機能
校閲機能に加え、「CLIP STUDIO LAYOUT」上でコンテンツデータの画面効果やイベントの変更が可能になった。従来は、校閲用/修正用に二つのアプリケーションを使い分ける必要があったが、効率的に一つのアプリケーション上で行うことができる。