マーベラス<7844>は、1月29日、2021年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高、利益ともにこれまで発表していたレンジ予想の上限を上回る予想となった。第3四半期に発売した新作ゲームソフト『天穂のサクナヒメ』が計画を大きく上回る販売を記録していることなどがその要因となる。
売上高240億円(従来予想210億~234億円)
営業利益36億円(同24億5000万~30億円)
経常利益35億5000万円(同24億5000万~30億円)
最終利益24億5000万円(同18億~21億円)
第3四半期に発売した新作ゲームソフト『天穂のサクナヒメ』が計画を大きく上回る販売を記録しているほか、第4四半期も主力IPである「牧場物語」の完全新作の発売を控え、予約状況も非常に好調であり、業績への貢献が期待される。また、オンラインゲームも既存タ
イトルが堅調に推移している。
一方で、アミューズメント事業や舞台公演事業については、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛等の影響を大きく受けており、現在も緊急事態宣言が発出される中、先行きが見えない厳しい事業環境下におかれている。今後も新型コロナウイルス感染症収束の見通しが立たない状況ではあるが、好調部門の売り伸ばしによりマイナス要因をカバーすべく、積極的なプロモーション活動を行っていくとしている。
なお、未定としていた期末配当予想についても1株当たり33円(前期実績33円)に修正した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844