シーズンオフでも強い『プロスピA』が4日間にわたって首位キープ 「富士見ファンタジア文庫」コラボの『パズドラ』も首位 App Storeランキング振り返り
今週のApp Storeセールスランキングの動きを振り返ると、月末前ということもって施策を準備していた有力タイトルが多かったためなのか、意外と施策の谷間になりやすく、間隙を縫うように急上昇するタイトルが散見された。
首位を獲得したのは、4タイトルだった。平日で首位を獲得したのは、コナミデジタルエンタテインメント『プロ野球スピリッツA』とガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』で、週末にはCygames『プリンセスコネクト!Re:Dive』とNiantic『ポケモンGO』がそれぞれ1位となった(※)。
この中でもとりわけ強さを見せたのが『プロ野球スピリッツA』だろう。1月26日から4日間にわたって首位をキープした(この記事を書いている1月30日13時時点でも首位である)。2020シーズンを代表するトッププレイヤーが集結した「2020 ベストナイン&タイトルホルダー第1弾」を開催し人気を集めた。
プロ野球に限らず、スポーツを題材にしたモバイルゲームは、シーズン中に盛り上がりを見せる傾向が強かったが、本作はシーズンオフであっても強さを見せている。新しいシーズンでは、楽天ゴールデンイーグルスに田中将大選手が復帰するとのことで、2021年のプロ野球もいっそう盛り上がりそうだが、本作はどうなってしまうのか。
※こちらは24時時点のデータとなるため、平日の朝に取り上げているランキングとは少し異なっている。
■1月25日
Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が首位に立った。『ポケモンGO』は、1月24日11時より、でんきタイプとドラゴンタイプのポケモンといつもより多く出会える「おこうの日」イベントを開催しており、「おこう」が3つ入ったイベント限定の1ポケコインのボックスがショップに登場したことなどが首位獲得につながったようだ。
出所:AppAnnie
また、この日は、ポケラボとブシロード<7803>が1月20日にリリースした新作『アサルトリリィ Last Bullet』が27位とトップ30入りを果たした。『アサルトリリィ Last Bullet』は、各レギオンの《★5カップリングメモリア》がピックアップされて登場した「カップリングメモリアピックアップガチャ」を1月24日17時より開催していることなどが売上に寄与しているもよう。
出所:AppAnnie
ほか、バンダイナムコオンラインの『アイドリッシュセブン』や、スクウェア・エニックスの『オクトパストラベラー 大陸の覇者』などがトップ30に復帰した。
■26日
ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位に立った。『パズドラ』は、1月25日より、「富士見ファンタジア文庫レジェンド」とのコラボを開始しており、「スレイヤーズ」の「世紀の大魔道士・白蛇のナーガ」や、「魔術士オーフェン 無謀編」の「コンスタンス・マギー」、「フルメタル・パニック!」の「レナード・テスタロッサ」が新たに参戦していることがその原動力となったようだ。
出所:AppAnnie
また、アニプレックスの『ディズニー ツイステッドワンダーランド』が前日の81位から一気に2位に飛び込んできた。『ツイステ』は、1月25日16時より、メインストーリー5章「美貌の圧制者」後編2を配信開始するとともに、SSR「ヴィル[寮服]」が新登場し、そのピックアップ召喚を開催していることが順位を大きく押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『ミニ四駆 超速グランプリ』や、アイアの『乃木坂46リズムフェスティバル』がトップ30に復帰した。
■27日
コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。『プロスピA』は、1月26日より、2020シーズンを代表するトッププレイヤー達が集結した「2020 ベストナイン&タイトルホルダー第1弾」が登場しており、その期間限定セレクションを開催していることが売上に大きく寄与しているようだ。
出所:AppAnnie
また、アイアの『乃木坂46リズムフェスティバル』がこの日も順位を上げ、18位まで上昇してきた。『乃木フェス』は、1月25日より、期間限定ガチャ「しあわせの保護色」や「白石麻衣ありがとうガチャ」など、昨年10月の白石麻衣さんの卒業をテーマにしたイベントや複数のガチャを実施していることが、今回の順位上昇につながっているもよう。
出所:AppAnnie
ほか、Lilith Gamesの『Rise of Kingdoms―万国覚醒―』と、4399インターネットの『魔剣伝説』がトップ30に復帰した。
■28日
トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE トレジャークルーズ』が前日の58位から5位に入ってきた。『トレクル』は、1月27日12時より、「大騒動!!激動のワノ国編スゴフェス」を開始しており、ボイス付きの超スゴい「ゾロ十郎」と「カイドウ」などが新登場していることが売上に大きく貢献しているようだ。
出所:AppAnnie
また、この日は、バンダイナムコエンターテインメントが1月21日にリリースした新作『アイドルマスター ポップリンクス』が20位とトップ30圏内にランクインしてきた。『ポプマス』は、15周年衣装の「天海 春香」「天道 輝」「櫻木 真乃」の3名が期間限定で登場した「春香・輝・真乃プラチナガシャ」を1月27日15時より開始していることが、ランキング上昇の原動力となったもよう。
出所:AppAnnie
ほか、X-LEGEND ENTERTAINMENTの『Ash Tale-風の大陸-』や、ActivisionとTencentの『Call of Duty: Mobile』などがトップ30に復帰した。
■29日
バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』が前日の61位から2位に飛び込んできた。『バウンティラッシュ』は、2ndアニバーサリーを記念した「超バウンティフェス第2弾」を1月28日より開催しており、超レジェンダリーキャラ「★4 海賊王 ゴール・D・ロジャー」が新登場していることが売上に大きく寄与しているようだ。
出所:AppAnnie
また、コーエーテクモゲームスの『三國志 覇道』が前日の48位から14位に浮上し、昨年9月のリリースからの最高順位を更新してきた。『三國志 覇道』は、1月28日にアップデートメンテナンス後より、占術に新武将のSSR「董卓(とうたく)」と「袁紹(えんしょう)」が登場していることなどが順位を押し上げたもよう。
出所:AppAnnie
ほか、ガンホー<3765>の『ラグナロク マスターズ』や、アイディスの『ラストクラウディア』などがトップ30に復帰した。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)