ドリコム<3793>は、位置情報×3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォーム「AROW」のためのマップデータ管理システムを新たに開発し、その効果検証として、オーナカと実証実験を実施した。
実証実験では、マップデータ管理システムによりマップデータ更新等に伴う工数を20分の1程度に削減できることが検証されるとともに、ユーザービリティ向上に関する意見なども含めたフィードバックが得られたという。
マップデータを用いたアプリ開発においては、マップデータはデータ量・種類が多く取り扱いが容易ではなく、データを閲覧するだけであっても高いハードルがある。またこうしたマップデータは定期的な更新作業を要し、各開発企業毎の独自のマップデータの追加・修正も必要となる。こうした課題は「AROW」を利用する企業で共通して発生するものと考えられ、「AROW」ではマップデータ管理システムというかたちで「AROW」の一部としてソリューションを提供することを目指している。
ソリューション提供の一歩として、「AROW」事業化タイミングでの管理システム提供機能として、更新データのマイグレーション機能やマップデータのビューワー機能、独自POIの追加・編集機能などを掲げ、これらの機能について開発を実施するとともに、オーナカの協力の元、工数削減効果を測定する実証実験を実施した。
今後、本実証実験の結果を元に、事業化に向け、「AROW」本体の開発と平行し、マップデータ管理システムの改修・改善を行っていく予定だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793