『ウマ娘』が引き続き首位独走 「後ろからは何にもこない!」と実況したくなる1週間 周年・IPコラボタイトルも上昇 Google Play振り返り



3月13日~19日のGoogle Playの売上ランキングを振り返ると、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を独走した1週間だった。2月28日から連続で首位をキープしており、その勢いは衰える気配を見せない。競馬の名実況で知られた杉本清氏は、1975年の桜花賞でテスコガビーの歴史的大差勝ちに言葉を失い、思わず「後ろから何にもこない!」と連呼してしまったそうだが、そんな1週間だった(売上の実額は見えないので本当のところは何も言えないのだが)。

このほか、先週のApp Storeでは、『モンスターストライク』が「仮面ライダー」シリーズとのコラボをきっかけに売上を伸ばし、首位を獲得する場面があったが、こちらでは最高で2位と首位に及ばなかった。その他、1.5周年の『ドラゴンクエストウォーク』や、アップデートを行った『原神』も順位を上げた。全体的に見て、周年イベントで順位を上げたタイトルも多かったように思われる。


 
■3月15日

14位からトップ3入りを果たしたのが、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』だ。『DQウォーク』は、3月12日より「1.5 周年ウォークフェス」が開始。あわせて『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』のイベントを開始し、ふくびきに「エデンの伝説装備」が追加されており、売上に繋がったもよう。

 

また、ポケラボとスクウェア・エニックスの『SINoALICE(シノアリス)』が、21ランクアップでトップ30に復帰した。本作では、新ジョブ「グレーテル(CV:内田真礼)/メンズ」「ドロシー(CV:高橋李依)/メンズ」などが登場する新ガチャ「美男への変貌 第二夜」を3月12日17時より開始しており、順位を押し上げる要因となったようだ。

その他、3月11日14時より第3弾「ザ レイズ オブ フェスティバル」を開催しているバンダイナムコエンターテインメントの『テイルズ オブ ザ レイズ ラスト クレイドル』が、49位→29位と大きく順位をあげている。


 
■16日



トップ30に動きがなく、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』がトップをキープ。これで17日連続で首位となった。

新着無料トップゲームに目を向けてみると、コーエーテクモゲームスが、3月10日にサービスを開始した『真・三國無双』が、2位にランクインしている。

本作は、「真・三國無双」シリーズ20周年を記念してω-Force ブランドが開発、運営す るシリーズ最新作。歴代シリーズに登場した武将が多数登場。さらに進化を遂げた「無双アクション」の爽快感や、多彩に展開する三国志ストーリーをスマートフォンで手軽に楽しめる。


 
■17日

2位に浮上したのが、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』だ。『モンスト』は、3月14日12時より、「仮面ライダー」シリーズとのコラボを開始しており、その中で「仮面ライダー電王 ソードフォーム」「仮面ライダービルド ラビットタンクフォーム」「仮面ライダー新1号」「仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー」「仮面ライダークウガ マイティフォーム」の5体がコラボキャラとして登場したガチャ「仮面ライダー」を実施していることが好調の要因とみられる。
 

また、Happy Elementsの『あんさんぶるスターズ!!Music』がトップ30に復帰した。『あんスタMusic』は、「スカウト!スプリングベッド」を3月14日15時より開催。★5「明星 スバル」や★4「南雲 鉄虎」の登場に加えて、1周年を記念した複数のキャンペーンを3月15日から開催しており、順位を押し上げているようだ。


 
■18日



Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が19日連続で首位をキープしている。新たな育成ウマ娘「★3ビワハヤヒデ」とサポートカード「SRメジロパーマー」「SRイクノディクタス」が登場するガチャ(関連記事)を本日12時より開催する予定で、明日以降も首位を走り続けるか注目される。

そうした中、3月16日時点で84位にいたブシロード<7803>とCraft Eggの『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が、本日19位に急上昇している。
 
『ガルパ』は3月16日0時より、4周年を迎えたことを記念して、「4周年記念★4期間限定メンバー1人確定ガチャ」や「4周年記念ドリームフェスティバルガチャ」など複数の記念施策を展開しており、これが売上につながったもようだ。


 
■19日
  

スクウェア・エニックスとAiming<3911>の『ドラゴンクエストタクト』が前日21位から4ランクアップしている。本作は3月16日11時より、「第2部 ウドイン大陸編1~4章」追加とともに、Sランク「キラーマシン2」とAランク「サタンメイル」が新登場する「キラーマシン2SPスカウト」を開始していることなどが売上につながっているようだ。
 

また、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』が、トップ30に復帰した。『デレステ』は、3月16日15時より、「シンデレラフェス ノワール」を開催。初登場ノワール限定アイドル「赤城みりあ」の登場が順位を押し上げたもよう。


 
■20日



Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を獲得した。これで21日連続の首位獲得となる。miHoYoの『原神』が3月17日にVer.1.4アップデート効果で続伸しTOP5に復帰した。

本日は、急上昇してくるタイトルが目立っており、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前日66位から57ランクアップの9位と急上昇した。3月18日の「サイヤの日」を記念した「目覚める闘争本能!サイヤの日記念キャンペーン」を開催しており、その中で新SSRの超サイヤ人ブロリーが登場したドッカンフェスを実施していることが売上に大きく貢献しているようだ。

 

また、アイディアファクトリープラスの『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』が127ランクアップの26位と急上昇した。3月26日にリリースから1年を迎えることを記念した「1st ANNIVERSARYキャンペーン」を3月17日17時より開始しており、その中でヒプマイグッズに身を包んだ6ディビジョン全18キャラクターの描きおろしカード「【1st Anniv.】シリーズ」が手に入るGコレクトを開催していることなどが大きく順位を押し上げた(関連記事)。

 

このほか、スクウェア・エニックスの『オクトパストラベラー 大陸の覇者』が41ランクアップの28位と急上昇した。『オクトラ 大陸の覇者』は、3月18日より、新たな旅人として、Nintendo Switch/PC向けRPG『OCTOPATH TRAVELER』の主人公の一人「学者サイラス」が登場したことが今回の順位上昇の原動力となったようだ(関連記事)。