ネクソン<3659>は、スクウェア・エニックスと共同開発していたスマートフォン向けMMORPG『ファイナルファンタジー XI R』の開発プロジェクトを中止したことを2月9日に公式に明らかにした。クリエイティビティの観点からファンがファイナルファンジーシリーズに求める期待水準に達していないと判断し、開発人員を他のプロジェクトに再配置することで両社が合意したという。
スクウェア・エニックスは、2015年3月、MMORPG『ファイナルファンタジーXI』が気軽に楽しめるスマホゲームをネクソンと共同で開発し、2016年に日本と韓国でリリースすると発表した。その後、予定時期になってもリリースされないまま、5年以上にわたって開発が続き、昨年11月に発表した第3四半期の決算説明資料のパイプラインにも同タイトルが掲載されていた。
このような経緯から、開発は難航しているものの、継続しているものと思われたが、昨年末、韓国メディアなどで開発中止が報じられるようになった。ネクソンのオーウェン・マホニー社長は、2月9日開催の決算説明会(テレフォンカンファレンス)でそのことについて質問を受けると、冒頭のようにプロジェクト中止に至った背景を明かした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659