ソフトバンク、LINEモバイルの株式を追加取得　完全子会社化へ　経営統合に向けた協議も

ソフトバンク<9434>は、3月30日、連結子会社であるLINEモバイルの株式をLINEから追加で取得し、完全子会社化すると発表した。所有割合59.95％に相当する66万4679株を保有していたが、新たに44万4000株(割合40.05％）を買い取る。LINEモバイルの吸収合併については、引き続き両社間で協議を進めており、決議が完了次第、速やかに発表する、としている。4月2日に契約を締結し、4月9日に実行する予定。

同社は、オンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」による4G/5G共通の料金サービスを2021年3月17日に開始した。コミュニケーションアプリ「LINE」がデータ容量を消費せずに使い放題となる「LINE ギガフリー」を提供するほか、サービスの契約など全ての手続きをオンライン上で、簡単な操作で完了することができる。

これは、2021年3月の LINE と Z ホールディングスの経営統合を機に、同社がLINEプラットフォームを活用した通信事業における新サービスを提供することについて、LINEと詳細を協議したことにより実現するもので、同社によるLINEモバイルの完全子会社化はその一環として行われるとのこと。