バンナムグループの4社、「ガンプラリサイクルプロジェクト」を本日よりスタート 世界初のケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化を目指す
バンダイナムコグループのBANDAI SPIRITS、バンダイナムコアミューズメント、バンダイロジパル、バンダイナムコホールディングス<7832>の4社は、BANDAI SPIRITSが生産販売するガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」のランナー(プラモデルの枠の部分)を回収し、ファンとともに世界初のケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化を目指す「ガンプラリサイクルプロジェクト」を本日(4月1日)よりスタートする。
「ガンプラリサイクルプロジェクト」では、全国のファンが「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーを回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指す。プロジェクトが実現すると、世界で初めてケミカルリサイクルによるプラモデルの循環スキームが確立することになる。
ランナーは、全国の「namco」をはじめとするバンダイナムコアミューズメントの直営アミューズメント施設約190店舗に専用の回収ボックスを設置し、4月1日より順次回収を受け付ける。集まったランナーは「ガンプラ」の生産工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市)から生産工程で排出されるプラスチックと合わせて、一部をケミカルリサイクルの実現に向けた実証実験用の材料として、残りをマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルにより再活用する。
なお、本プロジェクトの物流業務は、バンダイロジパルが担当する。
2020年に40周年を迎えた「ガンプラ」は、発売開始以来、累計7億個以上を販売するヒット商品となっている(2021年3月現在)。「ガンプラ」は、ファンとつながり、ファンの意見を取り入れるなど、ユーザーの垣根を超えた存在としてファンと一体となって事業を展開することで、長きにわたり愛され続けるブランドへと進化してきた。
本プロジェクトにおいても、「世界初となるケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化」という夢を、プラモデルを愛する多くのファンとバンダイナムコグループが一体となって推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していく。
■本プロジェクトで実現を目指す「ケミカルリサイクル」とは
本プロジェクトでは、BANDAI SPIRITSと合成樹脂の製造・販売及び研究開発を行うPSジャパンが連携し、一般的なプラモデルで主に用いられているプラスチックであるポリスチレンを熱分解し、その原料であるスチレンモノマーに戻す最先端の「ケミカルリサイクル」の実証実験を行う。使用済みのプラスチックを破砕・溶融・固形化して再利用を行う「マテリアルリサイクル」では、再生後の素材の強度や色の再現性などの面で、プラモデル製品への使用に課題があった。「ケミカルリサイクル」では、使用済みのプラスチックを新品のプラスチックへ再生することが可能なため、製品化が容易となる。実証実験は2022年度より開始予定で、プロジェクトで回収したランナーの一部をケミカルリサイクル実現のための材料として利用し、製品化を目指す。
▼プロジェクトの流れ
①全国の「namco」をはじめとする(株)バンダイナムコアミューズメントの対象店舗約190か所に専用のボックスを設置し、ファンからのランナー回収を受け付ける。
②回収したランナーは、静岡県静岡市のガンプラ生産工場「バンダイホビーセンター」から工程上排出されるプラスチックと合わせて、以下の3つの形でリサイクル活用する。
(1)ケミカルリサイクルの実証実験のための材料として活用し、将来的にケミカルリサイクルによって再生されたプラスチックを使用したプラモデルの製品化を目指す(2022年度より着手予定)。
(2)マテリアルリサイクルにより「エコプラ」(次頁【参考】参照)として生まれ変わらせるほか、マテリアルリサイクルの新たな活用方法を研究するための材料として使用する。
(3)上記2つを行わなかったランナーはJFEグループのJ&T環境によりサーマルリサイクルされ、同グループのアーバンエナジーが調達する電力に生まれ変わる。「バンダイホビーセンター」は、 アーバンエナジーより購入した電力を用いて「ガンプラ」の生産を行う。
※サーマルリサイクルの原料は 「バンダイホビーセンター」から排出された廃棄物も含む。
「ガンプラリサイクルプロジェクト」では、全国のファンが「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーを回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指す。プロジェクトが実現すると、世界で初めてケミカルリサイクルによるプラモデルの循環スキームが確立することになる。
ランナーは、全国の「namco」をはじめとするバンダイナムコアミューズメントの直営アミューズメント施設約190店舗に専用の回収ボックスを設置し、4月1日より順次回収を受け付ける。集まったランナーは「ガンプラ」の生産工場「バンダイホビーセンター」(静岡県静岡市)から生産工程で排出されるプラスチックと合わせて、一部をケミカルリサイクルの実現に向けた実証実験用の材料として、残りをマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルにより再活用する。
なお、本プロジェクトの物流業務は、バンダイロジパルが担当する。
2020年に40周年を迎えた「ガンプラ」は、発売開始以来、累計7億個以上を販売するヒット商品となっている(2021年3月現在)。「ガンプラ」は、ファンとつながり、ファンの意見を取り入れるなど、ユーザーの垣根を超えた存在としてファンと一体となって事業を展開することで、長きにわたり愛され続けるブランドへと進化してきた。
本プロジェクトにおいても、「世界初となるケミカルリサイクルによるプラモデルの製品化」という夢を、プラモデルを愛する多くのファンとバンダイナムコグループが一体となって推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していく。
■本プロジェクトで実現を目指す「ケミカルリサイクル」とは
本プロジェクトでは、BANDAI SPIRITSと合成樹脂の製造・販売及び研究開発を行うPSジャパンが連携し、一般的なプラモデルで主に用いられているプラスチックであるポリスチレンを熱分解し、その原料であるスチレンモノマーに戻す最先端の「ケミカルリサイクル」の実証実験を行う。使用済みのプラスチックを破砕・溶融・固形化して再利用を行う「マテリアルリサイクル」では、再生後の素材の強度や色の再現性などの面で、プラモデル製品への使用に課題があった。「ケミカルリサイクル」では、使用済みのプラスチックを新品のプラスチックへ再生することが可能なため、製品化が容易となる。実証実験は2022年度より開始予定で、プロジェクトで回収したランナーの一部をケミカルリサイクル実現のための材料として利用し、製品化を目指す。
▼プロジェクトの流れ
①全国の「namco」をはじめとする(株)バンダイナムコアミューズメントの対象店舗約190か所に専用のボックスを設置し、ファンからのランナー回収を受け付ける。
②回収したランナーは、静岡県静岡市のガンプラ生産工場「バンダイホビーセンター」から工程上排出されるプラスチックと合わせて、以下の3つの形でリサイクル活用する。
(1)ケミカルリサイクルの実証実験のための材料として活用し、将来的にケミカルリサイクルによって再生されたプラスチックを使用したプラモデルの製品化を目指す(2022年度より着手予定)。
(2)マテリアルリサイクルにより「エコプラ」(次頁【参考】参照)として生まれ変わらせるほか、マテリアルリサイクルの新たな活用方法を研究するための材料として使用する。
(3)上記2つを行わなかったランナーはJFEグループのJ&T環境によりサーマルリサイクルされ、同グループのアーバンエナジーが調達する電力に生まれ変わる。「バンダイホビーセンター」は、 アーバンエナジーより購入した電力を用いて「ガンプラ」の生産を行う。
※サーマルリサイクルの原料は 「バンダイホビーセンター」から排出された廃棄物も含む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコアミューズメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 川﨑 寛
- 決算期
- 3月
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- 株式会社BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)
- 設立
- 2018年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 榊原 博
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1815億9300万円、営業利益312億2700万円、経常利益318億2500万円、最終利益225億3300万円(2023年3月期)