サイバーエージェント、AIタレント事業において広告効果の高いAIタレントの起用が1,000名を突破

サイバーエージェント<4751>は同社が提供するAIタレント事業において、広告効果の高いAIタレントの起用が1,000名を突破したことを発表した。

AIタレントは広告配信の効果実績に基づいて自動生成が行われ、静止画広告・動画広告・パンフレットなどの印刷物にも幅広く展開し、広告効果の改善に貢献している。

■背景
当社は2016年にAI研究開発組織「AI Lab」を設立し、2020年にはAIタレントをオリジナル生成する「極予測AI人間」、2021年には著名人のデジタルツインをキャスティングする「デジタルツインレーベル」の提供とCG研究専門組織「デジタルヒューマン研究センター」の設立、さらに2022年には高品質なデジタルヒューマンの開発に向けたNVIDIAとの協業を開始するなど、以前からAIタレントの研究・開発ならびにサービス提供に取り組んできた。

近年の生成AI技術の進化によりAIタレントの活用は世界中で増加しており、新たな広告表現の手段として注目されている。
 
■AIタレントキャスティングの実績
同社が提供するAIタレントの広告起用が1,000名を突破し、AIタレントを起用した広告において、通常の広告と比較してCTRが396%、CPAが201%改善する事例が出るなど、広告効果への貢献が確認された。

同社のAIタレント制作プロセスでは、実際の広告配信データを基にAIタレントの選定および表現の自動生成を行っている。広告グループごとにAIタレントの人物表現(顔・背景・衣装・ポーズ等)の生成を重ね、ターゲットに最適なAIタレントを起用したクリエイティブを制作することで広告効果の向上を実現している。さらに、AIタレントの生成技術は従来の静的な表現に留まらず、複数のAIタレントが同一空間に存在する集合シーンや躍動感あふれるポーズなど多彩な広告表現も可能となり、様々な広告ニーズに対応している。

■ブランド広告・音声つき広告など幅広い媒体展開
AIタレントを起用した広告は、すでに静止画だけでなく動画CMや紙のパンフレットなど幅広い媒体でのブランディング広告にも対応しており、ブランド価値向上に貢献している。

また、同社ではAIによる音声生成技術の研究にも取り組んでおり、実在する著名人の音声をAIで再現することはもちろん、生成AIで自動生成した特定のAIタレントのイメージに合わせた自然な音声を生成することでより魅力的な広告表現も可能だ。

■今後
同社が提供するAIタレントは、高度なAI研究技術力をもつAI Labとの密接な連携により、デジタルヒューマンや音声生成に関する豊富な知見とノウハウを蓄積。これらのAI・CG研究の技術的基盤に加え、最新の設備を備えたクリエイティブ制作スタジオ「極AIお台場スタジオ」の活用により、高品質なAIタレントの提供を実現している。

今後も、高いAI技術力を活かした新しいクリエイティブの提供を通じて、広告主企業のみなさまの広告効果最大化に尽力していく。

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株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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