LINEは、同社が保有する約540万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営している。
LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施している。
第四弾では、日本全国の18~59歳の男女を対象に、おうち時間が増える中で注目が高まる「定額制動画配信サービス」の現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施したので、その結果をお伝えしていく。
※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認できる:
https://research-platform.line.me/archives/37404000.html
■定額制動画配信サービスの現状と認知度
「定額制動画配信サービス」とは、「Netflix」、「Hulu」、「Amazonプライム・ビデオ」のような、インターネットを利用してテレビやパソコン、スマートフォンなどで動画コンテンツを視聴できるサービス。毎月定額の利用料を支払うことで、国内・海外を問わず、映画・ドラマ・アニメ・スポーツなどさまざまなジャンルのコンテンツを楽しむことができる。
「定額制動画配信サービス」の現状について調査したところ、主な結果は以下だった。
・「定額制動画配信サービス」の認知率は全体で87%
・「知っているし、 使っている」という現在利用率については全体で43%
・「知っているし、 以前使っていたが、 いまは使っていない」を含めた利用経験率は全体で50%
「定額制動画配信サービス」は男女年代を問わず、全体的に9割前後の高い認知率であることがわかった。男女ともに、30代以降よりも10~20代での現在利用率が高く、半数を超える人が利用していることがわかった。
■どのくらいの人が使ってそう?~現在の流行体感~
次に「定額制動画配信サービス」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらった。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値。
その結果「定額制動画配信サービス」の流行体感スコアは全体で「35.7」でおよそ2~3人に1人が利用しているイメージ。最も高いスコアとなったのは10~20代の女性で「49.1」だった。10~20代では男性の流行体感スコアも高く「47.1」となっている。男女問わず若い年齢層では、現在利用率も高い傾向にあったが、まわりの人が「定額制動画配信サービス」を使っていそうという認識も他の層よりも強い傾向にある。
■1年後はどうなるか~近未来の流行予想~
次に「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が使っていると思うか」を想像して回答してもらった。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が使っていそうかをスコアとして算出した数値。
「定額制動画配信サービス」の流行予想スコアは全体で「52.3」で、およそ2人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今よりも約1.5倍浸透しているというイメージになる。
1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見を聞いた。
<流行予想として「半数くらいの人が利用するだろう」と思う人の意見>
・テレビやYouTubeなどで満足する人と、 定額制サービスのほうがよいと思う人が半々くらいになると思う(女性/48歳)
・コロナ禍で使う人が増えたと思うが、 これ以上増えるかはわからない(女性/26歳)
・今より料金も安くなるかもしれないし、 時間に左右されず視聴できるのは今の時代に適している(男性/34歳)
<流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見>
・ステイホームで在宅の機会が多くなり、 テレビをよく見る人が復活しそう(男性/23歳)
・無料動画を見る人が多いから、 お金を払ってまで動画を見る人は増えないと思う(女性/36歳)
・自分のまわりは忙しい人が多く、 見ている暇がないと思う(女性/53歳)
・結構高いので進んで利用する人は増えないと思う(男性/24歳)
■自分は使ってみたいか?~今後の利用意向~
次に、自身の今後の利用意向について回答してもらった。利用意向がある人の割合(「ぜひ使ってみたいと思う」、「機会があれば使ってみたいと思う」の合計)は全体で58%と半数を超えている。
一方、利用意向がない人の割合(「あまり使ってみたいと思わない」、「まったく使ってみたいと思わない」の合計)は全体で24%だった。
男女別でみると、女性のほうが男性に比べて、利用意向がある人の割合が若干高くなっている。また年代別でみると、男女ともに10~20代で利用意向がある人の割合が高くなった。利用意向の有無での理由は以下の通り。
<利用意向がある人の意見>
・ダウンロード機能があるため、Wi-Fiのない電車内などで視聴するのにとても便利(女性/24歳)
・テレビにはない番組や昔見た番組などがある。見たいときに自由に視聴できる(男性/48歳)
・映画館があまり得意ではないので、家で映画を見られるのはいいなと思う(女性/18歳)
・「定額制動画配信サービス」を提供する会社のオリジナル作品で興味のあるものが増えてくれば、使ってしまうと思う(男性/36歳)
<利用意向がない人の意見>
・今ある動画コンテンツやレンタルショップで満足している(男性/21歳)
・プロアマに関係なく、見たいジャンルの動画を無料で見られるYouTubeやTikTokで満足している(女性/41歳)
・決まった期間の中で、動画をたくさん視聴できるかわからない(女性/19歳)
・家計の固定費を減らしたいから(男性/52歳)
■定額制動画配信サービスは今より約1.5倍伸びる!?
ここまでの主要な数値をまとめてみた。2021年2月12日時点、サービスの認知率は約87%、現在利用率は約43%だった。
流行体感としては、全体で"3人に1人くらいが使っている”イメージを持たれているようだ。そして、今から1年後には現在よりも利用する人が1.5倍程度増え、"2人に1人以上が利用しそう”というイメージを持たれている。
男女年代別にみると、男女ともに10~20代の利用率・利用意向が高く、現在と1年後の流行スコアもともに高いことがわかった。10~20代に加えて、30~50代男女でも現在利用は低いものの今後利用意向は5割を超えており、流行スコアの伸び幅も大きいため、今後伸びることが予想される。
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していく。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2021年2月12日~15日
有効回収数:2108サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある
LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施している。
第四弾では、日本全国の18~59歳の男女を対象に、おうち時間が増える中で注目が高まる「定額制動画配信サービス」の現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施したので、その結果をお伝えしていく。
※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認できる:
https://research-platform.line.me/archives/37404000.html
■定額制動画配信サービスの現状と認知度
「定額制動画配信サービス」とは、「Netflix」、「Hulu」、「Amazonプライム・ビデオ」のような、インターネットを利用してテレビやパソコン、スマートフォンなどで動画コンテンツを視聴できるサービス。毎月定額の利用料を支払うことで、国内・海外を問わず、映画・ドラマ・アニメ・スポーツなどさまざまなジャンルのコンテンツを楽しむことができる。
「定額制動画配信サービス」の現状について調査したところ、主な結果は以下だった。
・「定額制動画配信サービス」の認知率は全体で87%
・「知っているし、 使っている」という現在利用率については全体で43%
・「知っているし、 以前使っていたが、 いまは使っていない」を含めた利用経験率は全体で50%
「定額制動画配信サービス」は男女年代を問わず、全体的に9割前後の高い認知率であることがわかった。男女ともに、30代以降よりも10~20代での現在利用率が高く、半数を超える人が利用していることがわかった。
■どのくらいの人が使ってそう?~現在の流行体感~
次に「定額制動画配信サービス」を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらった。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値。
その結果「定額制動画配信サービス」の流行体感スコアは全体で「35.7」でおよそ2~3人に1人が利用しているイメージ。最も高いスコアとなったのは10~20代の女性で「49.1」だった。10~20代では男性の流行体感スコアも高く「47.1」となっている。男女問わず若い年齢層では、現在利用率も高い傾向にあったが、まわりの人が「定額制動画配信サービス」を使っていそうという認識も他の層よりも強い傾向にある。
■1年後はどうなるか~近未来の流行予想~
次に「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が使っていると思うか」を想像して回答してもらった。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が使っていそうかをスコアとして算出した数値。
「定額制動画配信サービス」の流行予想スコアは全体で「52.3」で、およそ2人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今よりも約1.5倍浸透しているというイメージになる。
1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見を聞いた。
<流行予想として「半数くらいの人が利用するだろう」と思う人の意見>
・テレビやYouTubeなどで満足する人と、 定額制サービスのほうがよいと思う人が半々くらいになると思う(女性/48歳)
・コロナ禍で使う人が増えたと思うが、 これ以上増えるかはわからない(女性/26歳)
・今より料金も安くなるかもしれないし、 時間に左右されず視聴できるのは今の時代に適している(男性/34歳)
<流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見>
・ステイホームで在宅の機会が多くなり、 テレビをよく見る人が復活しそう(男性/23歳)
・無料動画を見る人が多いから、 お金を払ってまで動画を見る人は増えないと思う(女性/36歳)
・自分のまわりは忙しい人が多く、 見ている暇がないと思う(女性/53歳)
・結構高いので進んで利用する人は増えないと思う(男性/24歳)
■自分は使ってみたいか?~今後の利用意向~
次に、自身の今後の利用意向について回答してもらった。利用意向がある人の割合(「ぜひ使ってみたいと思う」、「機会があれば使ってみたいと思う」の合計)は全体で58%と半数を超えている。
一方、利用意向がない人の割合(「あまり使ってみたいと思わない」、「まったく使ってみたいと思わない」の合計)は全体で24%だった。
男女別でみると、女性のほうが男性に比べて、利用意向がある人の割合が若干高くなっている。また年代別でみると、男女ともに10~20代で利用意向がある人の割合が高くなった。利用意向の有無での理由は以下の通り。
<利用意向がある人の意見>
・ダウンロード機能があるため、Wi-Fiのない電車内などで視聴するのにとても便利(女性/24歳)
・テレビにはない番組や昔見た番組などがある。見たいときに自由に視聴できる(男性/48歳)
・映画館があまり得意ではないので、家で映画を見られるのはいいなと思う(女性/18歳)
・「定額制動画配信サービス」を提供する会社のオリジナル作品で興味のあるものが増えてくれば、使ってしまうと思う(男性/36歳)
<利用意向がない人の意見>
・今ある動画コンテンツやレンタルショップで満足している(男性/21歳)
・プロアマに関係なく、見たいジャンルの動画を無料で見られるYouTubeやTikTokで満足している(女性/41歳)
・決まった期間の中で、動画をたくさん視聴できるかわからない(女性/19歳)
・家計の固定費を減らしたいから(男性/52歳)
■定額制動画配信サービスは今より約1.5倍伸びる!?
ここまでの主要な数値をまとめてみた。2021年2月12日時点、サービスの認知率は約87%、現在利用率は約43%だった。
流行体感としては、全体で"3人に1人くらいが使っている”イメージを持たれているようだ。そして、今から1年後には現在よりも利用する人が1.5倍程度増え、"2人に1人以上が利用しそう”というイメージを持たれている。
男女年代別にみると、男女ともに10~20代の利用率・利用意向が高く、現在と1年後の流行スコアもともに高いことがわかった。10~20代に加えて、30~50代男女でも現在利用は低いものの今後利用意向は5割を超えており、流行スコアの伸び幅も大きいため、今後伸びることが予想される。
LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していく。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2021年2月12日~15日
有効回収数:2108サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ