中国発マルチプラットフォームゲームが25年春以降、日本上陸ラッシュ…マルチプラットフォームを前提とした開発手法の進化【スパイスマート調査】

スパイスマートは、中国スマホゲーム市場におけるマルチプラットフォーム対応タイトルの動向を調査し、2025年春以降に日本展開予定の注目作を取り上げた最新レポートを公開した。背景には、スマートフォン・PC・コンソールの同時展開を前提とした開発手法の進化があるという。

 

■調査概要

【調査期間】
2025年1月1日~3月31日

【調査対象】
期間中の中国App StoreセールスランキングTOP300タイトルのうち、マルチプラットフォーム対応タイトル(※)

【調査内容】
タイトル概要やリリース情報から現在の運営状況、版号取得情報などを独自調査

※リリースから数年後に他のプラットフォームに移植した作品は対象範囲外とし、タイトルが発表した時点でマルチプラットフォーム対応であることを明示している作品を対象とする

 

■中国市場で拡大する“マルチプラットフォーム前提"ゲーム

2020年の『原神』大ヒット以降、中国市場ではスマートフォンに加えPC/コンソールでの同時配信を前提としたゲーム開発が主流となりつつある。

特に2024年以降は、UI設計や高グラフィックへの対応などリリース初期から複数プラットフォームを意識した設計が顕著に。加えてアプリストアの手数料負担抑制や、実況配信との親和性が高い設計やプロモーション施策も多く見られるとのこと。

 

■日本市場での展開が見込まれる話題作

スパイスマートでは、2025年に日本での配信が予定されている以下のタイトルを取り上げている。

・『女神異聞録:夜幕魅影(ペルソナ5: The Phantom X)』- セガ×Perfect World
・『無限大 -ANANTA-(旧 ProjectMugen)』- NetEase Games
・『二重螺旋(デュエットナイトアビス)』- HeroGames
・『星塔旅人(ステラソラ)』- YorStar

『ペルソナ5: The Phantom X』は昨年4月に(スマートフォン/PC対応)中国でリリース。すでに日本でも事前登録受付が開始されており、昨年末にはクローズドβテストも実施されるなど日本ユーザーの期待も高まっている。

その他のタイトルは、いずれも中国国内ではすでに版号を取得しており、日本では事前登録やプロモーションが開始されている。

株式会社スパイスマート
http://corp.spicemart.jp/

会社情報

会社名
株式会社スパイスマート
設立
2015年7月
代表者
代表取締役 久保 真澄
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