【決算レポート】カプコン、21年3月期は営業利益345億円と8期連続の増益 『モンハンライズ』480万本と想定上回る 旧作のデジタル販売も2050万本と大きく貢献



カプコン<9697>は、5月10日、決算説明会を行うとともに、2021年3月期の決算説明会をオンラインで開催した。発表した連結決算は、売上高953億800万円(前の期比16.8%増)、営業利益345億9600万円(同51.6%増)と増収増益となり、8期連続の営業増益を達成した。
 


同社の中核ビジネスであるデジタルコンテンツ事業が業績拡大の原動力になった。新作『バイオハザード RE:3』が390万本を記録したほか、『モンスターハンターライズ』も480万本の販売本数を記録するなど好調だった。

『モンスターハンターライズ』については同社の想定を上回る販売本数だったそうだ。1月21日に上方修正した業績予想をさらに上回る着地となったが、その要因は『モンスターハンターライズ』が想定より良かったことだという。
 


さらにデジタル販売で注力しているリピート販売も好調で、順調に販売本数を伸ばした。年間販売本数3010万本のうち、2050万本がリピート販売だった。「これまで作ってきたタイトルがグローバルベースで販売を伸ばした」(CFO野村 謙吉氏)。
 


また、アミューズメント施設は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、出店する大型ショッピングセンターの臨時休業や営業時間短縮の影響を受けたが、黒字を確保した。
 


このほか、アミューズメント機器は増収増益だった。『モンスターハンター:ワールド』と『リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』『バイオハザード7 レジデント イービル』を販売し、2万7000台の販売を記録したという。
 
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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