【ゲーム株概況(6/2)】KADOKAWAが大幅反発 「LINEマンガ」と提携のイーブックがS高…ビーグリーなど電子書籍関連の一角が賑わう

6月2日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比131.80円高の2万8946.14円で取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの職場などでの一般向け接種が前倒しで始まる見通しとなったことで、接種の進展による経済活動の正常化を期待した買いが広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、KADOKAWA<9468>が大幅反発したほか、ブシロード<7803>やエイベックス<7860>などが買われた。

また、ビーグリー<3981>やアルファポリス<9467>など電子書籍関連の一角が賑わった。イーブックイニシアティブジャパン<3658>が「LINEマンガ」運営のLINE Digital Frontierと電子書籍事業における業務提携を行うと発表したことで、この日にストップ高まで買われており、周辺株の株価にも刺激を与える形になったようだ。

なお、電子書籍コンテンツの取次という点で業績面へのマイナスの影響が意識されたメディアドゥ<3678>は急落した。

ほか、コーエーテクモHD<3635>やカプコン<9697>、KLab<3656>、アピリッツ<4174>などが安い。アピリッツは、セガの『けものフレンズ3』の運営が8月に移管されることが発表となったものの、セガからの1タイトルの運営移管は事前に発表があっただけに、株価には織り込み済みとの見方が優勢なもようだ。


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