【決算プレビュー】トーセは第3四半期決算を7月8日に発表する予定　中間決算の下振れ要因となった大型案件の期ズレの解消はどこまで？

ゲームソフト受託開発大手のトーセ<4728>は、2021年8月期の第3四半期累計(20年9月～21年5月)の決算を7月8日に発表する予定だ。第3四半期の業績見通しは開示していないが、直近4月14日に発表した2月中間期の決算から見ていこう。

発表した決算は、売上高18億3800万円(前年同期比15.8%減)、営業損失8500万円(前年同期は1億1200万円の利益計上)と減収・赤字転落となった。複数の家庭用ゲームの大型案件の売上計上が下期にずれ込んだことが主な要因としている。


・売上高:18億3800万円(同15.8%減)
・営業損失:8500万円(同1億1200万円の利益計上)
・経常損失:8300万円(同1億3800万円の利益計上)
・最終損失:1億0300万円(同7400万円の利益計上)


複数の大型案件の期ズレについては、第3四半期か、第4四半期なのかは明示していないが、下期中で解消する見通しとしている。今期は下期偏重の業績になるようだ。第3四半期で期ズレが解消度合いがか注目される。

2021年8月通期は、売上高52億1500万円(前期比7.4%減)、営業利益2億5000万円(同31.4%減)、経常利益2億7400万円(同29.2%減)、最終利益1億6200万円(同28.5%減)と従来予想を据え置いている。


・売上高:52億1500万円(同7.4%減)
・営業利益:2億5000万円(同31.4%減)
・経常利益:2億7400万円(同29.2%減)
・最終利益:1億6200万円(同28.5%減)