セガサミーホールディングス<6460>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高2178億0700万円(前年同期比41.1%増)、経常利益460億9800万円(前年同期7億2900万円の赤字)、四半期純利益243億4900万円(同63億2300万円の赤字)と、黒字転換に成功しました。
状況を簡単にまとめると、パチンコ・パチスロ遊技機での大幅な増益と、コンシューマー部門での赤字幅縮小が今回の黒字転換の要因だった、といえますが、もう少し細かく書くと、以下のようになります。
- パチンコ・パチスロ遊技機事業で、機器販売台数が堅調に推移したことに加えて、液晶を中心とした部材コスト低減に努めた結果、利益率が改善した。事業部門の営業利益は、476億9400万円と前年同期の108億9700万円から大幅に拡大した。
- アミューズメント機器事業で、『ボーダーブレイク』等のレベニューシュアタイトルの稼働による配分収益が好調だった。主力タイトルのCVTキット等の販売も堅調。事業部門の営業損益は、7億3700万円の赤字から19億1700万円の黒字となった。
- コンシューマ事業で、家庭用ゲームソフト『初音ミク .Project DIVA- 2nd』や『クロヒョウ 龍が如く新章』等を販売し、国内は堅調に推移。ただ海外は低調。さらに、玩具では、『爆丸』関連の玩具販売が国内外で堅調だった。その結果、事業部門の営業損益は13億0600万円の赤字となり、前年同期の81億9300万円の赤字から大幅に縮小した。
3月通期は、売上高4100億円(前期比6.6%増)、経常利益640億円(同78.1%増)、当期純利益375億円(同85.0%増)を見込んでいます。