サイバーエージェント<4751>は、この日(7月28日)、第3四半期累計(20年10月~21年6月)の連結決算を発表し、売上高4867億3200万円(前年同期比36.1%増)、営業利益775億1300万円(同171.9%増)、経常利益777億9900万円(同173.3%増)、最終利益330億4400万円(同462.1%増)と大幅増収・増益を達成した。
・売上高:4867億3200万円(同36.1%増)
・営業利益:775億1300万円(同171.9%増)
・経常利益:777億9900万円(同173.3%増)
・最終利益:330億4400万円(同462.1%増)
広告事業とゲーム事業等で利益を積み上げ、中長期の柱にするためメディア事業に投資をしている。ゲーム事業が大きく伸びたほか、広告事業も過去最高の売上を更新した。ABEMAへの先行投資を吸収して大幅増益となった。
セグメント別の経営成績は次のとおり。
①メディア事業
「ABEMA」への投資をしつつ、売上を伸ばし、売上高は601億7300万円(同52.6%増)、営業損益は112億1500万円の損失計上(前年同期は132億8800万円の損失計上)となった。
②インターネット広告事業
広告効果の最大化を強みに、過去最高の売上高を更新し、売上高は2390億8200万円(同17.0%増)、営業損益は181億4400万円(同5.9%増)となった。
③ゲーム事業
『ウマ娘 プリティーダービー』を中心とする新規タイトルが大きく貢献し、売上高は1863億3500万円(同59.5%増)、営業損益は685億8900万円(同196.4%増)となった。
④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は61億0700万円(同66.2%増)、営業損益は46億0300万円(同57.1%増)となった。
⑤その他事業
その他事業には、CAM、マクアケ、ゼルビア、CyberFight等が属しており、売上高は156億9700万円(同9.3%増)、営業損益は5億6200万円(同55.5%減)となった。
■2021年9月通期の見通し
続く2021年9月通期は、売上高650億円(前期比35.8%増)、営業利益245億円(同195.2%増)、経常利益365億円(同196.3%増)、最終利益265億円(同505.3%増)を見込む。こちらはすでに報じたように上方修正を行っている。
・売上高:650億円(同35.8%増)
・営業利益:245億円(同195.2%増)
・経常利益:365億円(同196.3%増)
・最終利益:265億円(同505.3%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751