【ゲーム株概況(7/29)】1Q好決算の東映アニメ終値ベースで1万5000円台乗せ サイバーエージェントは目先の材料出尽くしに
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7月29日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比200.76円高の2万7782.42円で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われたことに加え、前日に日産自動車<7201>が2022年3月期予想を従来の最終赤字から黒字に上方修正こともあり、主力ハイテク株や輸出関連株などを中心に買いが広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、オルトプラス<3672>やギークス<7060>、マイネット<3928>などが買われた。ギークスは、子会社G2 Studiosが開発・運営を担当する『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』(配信はバンダイナムコエンターテインメント)がApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)で5位となるなど好調な推移を見せていることが株価の刺激材料となっているようだ。
また、前日7月28日に発表した第1四半期決算が、第1四半期として史上3番目の売上高、営業利益、経常利益となるなど好調だった東映アニメ<4816>も大幅反発し、終値ベースで1万5000円の大台乗せを示現した。
半面、同じく前日7月28日第3四半期の好決算を発表したサイバーエージェント<4751>は、その好調ぶりへの期待が事前に高かったこともあり、ひとまず材料出尽くしとみた売り物に押された。
ほか、HEROZ<4382>やenish<3667>、アピリッツ<4174>などがさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060