【決算カレンダー】4~6月決算発表も中盤入り 5日と6日は今回の決算期の山場に 6月本決算発表のグリーの今期展望は?

  • 2021年4~6月決算発表シーズンも8月に入り、中盤戦となってくる。ここまで発表された内容を見ると、サイバーエージェント<4751>の好調さが目立っているほか、カプコン<9697>やenish<3667>が市場の期待に応える決算内容だった一方で、ドリコム<3793>やアカツキ<3932>はやや厳しい内容となるなど選別色が強い状況となっている。

    さて、今回は本日8月2日から週末8月6日に発表を予定している企業を見てみたい。今週は4日にコロプラ<3668>とソニー<6758>、5日にKLab<3656>と東京通信<7359>、バンダイナムコHD<7832>、任天堂<7974>、スクウェア・エニックスHD<9684>、コナミHD<9766>、6日にミクシィ<2121>、DeNA<2432>、グリー<3632>、日本一ソフト<3851>、セガサミーHD<6460>、ギークス<7060>といった発表スケジュールとなっている。5日と6日の2日間は発表数やその発表企業の顔ぶれを見ても、今回の決算期の大きな山場と言えるだろう。

    中で今回が6月本決算発表となるグリーは、第3四半期実績で大幅な増益を達成しており、予想を非開示としている本決算についても順調な着地となる可能性が高い。なお、前四半期の決算説明会において発表したとおり、バンダイナムコエンターテインメントが2021年にリリース予定の新作『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』の開発を担当していることや、7月1日付で子会社のグリーエンターテインメントが始動したことが2022年6月期の展望にどう影響してくるのかにも関心が募る。

    一方、この週は大手ゲーム株などアミューズメント系の事業を手掛ける企業の決算も多く予定されており、新型コロナウイルス感染症の流行による相次ぐ緊急事態宣言の発令が業績に及ぼしている影響もあらためてじっくりと確認したい。

発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
8月2日 3686 ディー・エル・イー 3月 1Q
8月2日 6050 イー・ガーディアン 9月 3Q
8月3日 2489 アドウェイズ 3月 1Q
8月3日 4689 ZHD 3月 1Q
8月4日 3668 コロプラ 9月 3Q
8月4日 6758 ソニー 3月 1Q
8月4日 8136 サンリオ 3月 1Q
8月4日 9434 ソフトバンク 3月 1Q
8月5日 2497 ユナイテッド 3月 1Q
8月5日 2767 フィールズ 3月 1Q
8月5日 3656 KLab 12月 2Q
8月5日 3698 CRI・ミドルウェア 9月 3Q
8月5日 4676 フジ・メディアHD 3月 1Q
8月5日 7359 東京通信 12月 2Q
8月5日 7832 バンダイナムコHD 3月 1Q
8月5日 7860 エイベックス 3月 1Q
8月5日 7974 任天堂 3月 1Q
8月5日 9401 TBSHD 3月 1Q
8月5日 9684 スクウェア・エニックスHD 3月 1Q
8月5日 9766 コナミHD 3月 1Q
8月6日 2121 ミクシィ 3月 1Q
8月6日 2389 オプトHD 12月 2Q
8月6日 2432 ディー・エヌ・エー 3月 1Q
8月6日 3632 グリー 6月 本決算
8月6日 3688 CARTA HOLDINGS 12月 2Q
8月6日 3851 日本一ソフトウェア 3月 1Q
8月6日 6460 セガサミーHD 3月 1Q
8月6日 6736 サン電子 3月 1Q
8月6日 7060 ギークス 3月 1Q
8月6日 9409 テレビ朝日HD 3月 1Q
8月6日 9438 エムティーアイ 9月 3Q
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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