NextNinjaが減資 投資フェイズから成長フェイズに移行 前期の最終利益3.1億円 『グラサマ』や『東ロワ』『アルスノ』の貢献で今期はさらに拡大へ

 NextNinjaが減資することがわかった。9月15日付で資本金の額を4億4120万円減らし、1億円にする。減少する資本金の額の全額をその他資本剰余金に振替える。株主総会の決議は、7月28日に完了しているという。無償減資となるため、株主の保有する株数などは影響を受けない。後に紹介するように業績は拡大局面に入っており、今回の決定は税務上の対策といった側面が強いようだ。

同社では、資本減少の理由について、今後の成長戦略を的確に実施していくための財務戦略の一環として、また適切な税制への適用を通じて財務内容の健全性を維持するとともに、資本政策、配当政策等の諸事情を勘案したため、と説明している。

同時に決算公告も開示されているが、前期(2020年9月期)の最終利益は3億1800万円を計上しており、今期についても引き続き収益の増加が見込まれるという。『グランドサマナーズ(グラサマ)』や『東方LostWord(東ロワ)』『咲うアルスノトリア(アルスノ)』が大きく貢献しているという。

さらに、国内からの収益だけでなく、グローバルでも存在感を高めている。『グランドサマナーズ』や『東方LostWord』の海外展開に伴う収益も大きく成長に寄与しているそうだ。