【レビュー】5vs5のチーム戦略バトル『ポケモンユナイト』を始めるなら今! 1試合10分で逆転に次ぐ逆転の熱い展開が楽しめる!


ポケモンは、7月21日より、Nintendo Switch版『ポケモンユナイト(Pokemon UNITE)』の配信を開始した。なお、本作はテンセントゲームズのゲーム開発部門TiMi Studiosが共同開発しており、ニンテンドーeショップから無料でダウンロードして遊ぶことができる。本稿では、そんな『ポケモンユナイト』の魅力をお伝えするレビューをお届けしていく。

本作は、5人のトレーナーと5匹のポケモンでチームを作り、5対5で競うチーム戦略バトルゲーム。制限時間内に、より多くのスコアを獲得したチームの勝ちとなる。舞台は幻の島、エオス島。プレイヤーはポケモントレーナーとなって、エオス島で行われる「ユナイトバトル」に参加する。全員で攻め込んだり、孤立した仲間のピンチに駆けつけたり、傷ついた仲間を助けたり。仲間と協力して、勝利をつかもう!


■まずは「ユナイトバトル」のルールを覚えよう!

ゲームを開始すると、まずはチュートリアルが始まる。ここでは、基本的な操作方法やゲームのルールを学ぶことができる。



「ユナイトバトル」は、チームを組んで戦うポケモンバトル。試合が終了したときのチームのスコアによって勝敗が決まる。制限時間内に野生のポケモンや、相手のポケモンを倒してエオスエナジーを集め、相手チームのゴールエリアに入れることでスコアが増えていく。


▲野生のポケモンを倒してレベルアップ。レベルを上げて技を覚えると、RやZRで放つことができる。さらに、レベルが一定に達すると、ZLで不利な形勢からでも逆転可能な「ユナイトわざ」を使用できるようになる。


▲ここが相手のゴールエリア。味方のゴールエリアは紫色、相手のゴールエリアはオレンジ色と決まっているので覚えておこう。

続いては5vs5のチームバトルへ。最初は「リザードン」を使用することになる。舞台になるのは「マールスタジアム」。左右で味方エリア、相手エリアに分かれており、上下のルートにお互いのチームのゴールエリアが配置されている。なお、味方チームのゴールエリア内にいればHPを回復できるため、ピンチになったら活用したい。

▲試合開始時はレベル1の「ヒトカゲ」からスタート。レベル5で「リザード」に、レベル9で「リザードン」に進化する。


▲草むらに入れば相手から見えなくなるため、待ち伏せや追われている際に利用したい。


▲自分のポケモンがKOされると、エオスエナジーを落としてしまうので注意。一定時間経過でHPが満タンの状態でスタート地点に戻ってくるが、復活までの時間はレベルが高いほど長くなる。


▲ゲーム開始から一定時間経過でスタート地点にジャンプ台が出現。相手のゴールを止めたり、すぐに戦線に復帰するためにも積極的に活用していきたい。

また、十字キー下を押して一定時間が経過するとスタート地点に帰れる。スタート地点では素早くHPを満タンにできるため、HPを大幅に削られてしまった際には相手にKOされる前に一度帰還して態勢を整えよう。その際、草むらなどに隠れて相手から見えないようにすることで簡単には攻め込まれないようにしたい。


▲試合終了時には、どのゴールエリアに何点入ったかという詳細が分かる。

そうしてチュートリアルが終了すると、5体のポケモンの中から1体の「ユナイトライセンス」をもらうことができる。「ユナイトライセンス」は、バトルでそのポケモンを使用することができる権利のようなもの。筆者のオススメは「ピカチュウ」「カビゴン」「ワタシラガ」だが、後ほど購入することもできるため好きなポケモンを選択しよう。


▲どのポケモンにするか迷った際には、相手のポケモンを倒すことに優れたアタッカー型、チームの前線に出て相手の攻撃を引き受けるディフェンス型、妨害や回復で味方を助けられるサポート型など、役割で考えてみても良い。


■スタンダードバトルに慣れてランクマッチに参戦する準備をしよう!

ユナイトバトルで遊べるモードは3種類。最初に遊べるのはランダムでマッチングする5vs5の「スタンダードバトル」のみとなっているが、バトルを繰り返してトレーナーレベルを上げることで、高みを目指して自身のランクを上げることを目的とした「ランクマッチ」、日替わりで3vs3や4vs4の変わり種バトルが手軽に楽しめる「クイックバトル」といった機能が解放されていく。



また、さらにトレーナーレベルを上げることで「バトルアイテム」や「もちもの」といった機能が増えていくため、まずはスタンダードバトルでユナイトバトルを経験してみよう。


▲バトルアイテムは上記の中からひとつだけ持ち込むことができる。自分のポケモンのHPを少し回復する「キズぐすり」や、自分のポケモンの攻撃と特攻を少しのあいだ上げる「プラスパワー」など、現在は8種類が実装されている。なお、再使用が可能になる待ち時間はアイテムによって異なる。


▲一方、「エオスマート」などで購入できる「もちもの」は最大3つまで持たせることができる。種類によってさまざまな効果が付いているうえ、ステータスも上昇させることが可能。


▲さらに、「もちもの」はアップグレードで性能を高めることができる。特にレベル10、レベル20のタイミングは「もちもの」そのものの効果が上昇するため、まずはレベル20を目指したい。なお、アップグレードには「もちものきょうかキット」が必要となる。

ここで、筆者が実際に使用してみて汎用性が高そうだと思ったオススメの「もちもの」をいくつか紹介しておく。レベルが上がってくると「もちものきょうかキット」の消費数も増えてくるため、迷った際にはまずはこちらのレベル上げを優先してみてはいかがだろうか。

●ちからのハチマキ:通常攻撃が命中したとき、ダメージが相手のポケモンの残りHPの3%ぶんだけ増加する。
●きあいのハチマキ:HPが低下しているとき、3秒のあいだ、それまでに減ったHPの14%を毎秒回復する。
●おたすけバリア:ユナイトわざを使うと、自分と周りの中でHPが最も低い味方のポケモンへ、それぞれの最大HPの40%にあたるシールド効果を付与する。
※効果はレベル20時のもの。

まずは「ちからのハチマキ」。こちらは、相手のポケモンと対面したときだけでなく野生のポケモンを倒す速度も上がるため、ポジションに関わらず採用できる優れもの。

続いて、3秒間で計42%のHPを回復できる「きあいのハチマキ」は、相手ポケモンと戦う際に役立つ。特に、互いに決め手に欠ける序盤戦で効果の有用性を感じられる。

最後に「おたすけバリア」。効果自体が発動するのは、ユナイトわざが使用できるようになってからとなるため、中盤~終盤を見据えた採用。特に終盤は敵味方入り乱れた混戦となるため、少しでも長く戦場に居座ることが非常に大事なポイントとなってくる。


■勝つために意識したい5つのポイントを伝授!

さて、各機能を解放し、準備が整えばいよいよランクマッチへと本格的に参戦していくことになると思う。ここでは、ユナイトバトルに勝つための基本的な要素をお伝えしていく。

1.レベルの高い相手に無理に挑まない
本作においてレベルが占める有利不利の割合は非常に大きく、基本的には相手のレベルが1高いだけでも勝つことはかなりキツい。対面してレベル差が見えた際には、無理に戦わず、味方のエリアにいる野生のポケモンを倒して自身のレベルを上げることを優先しよう。


▲本作の勝敗はあくまでもチームの獲得スコアによって決まる。その場で相手のポケモンを倒すことで何が得られるのかを考慮して戦線を押し引きしよう。

2.クイックチャットを活かして味方と連携しよう
上記レベル差を覆す際に最も有効な手段となるのが、相手との人数差で上回ることだ。十字キー上ボタンで発信できるクイックチャットから、自分がどのルートに進むのか、「集合」「撤退」などの合図をこまめに味方に示し、常に連携を図りたい。



3.わざの構成を考えよう
最初に覚える2種のわざは、レベルが上がることでさらに2つのわざへと派生する中から一方を選択することになる。各ポケモンの特徴や、味方の構成を考えてどのわざを選択するのが良いのかを考えよう。



▲例えば、ヤドランが覚える「なみのり」は妨害の面で拘束時間が長くかなり優秀。威力では「ねっとう」に劣るが、ディフェンス型であるヤドランの役割を考えた際、前線に立って敵の動きを止めることで、後ろにいる仲間のエースバーンやゲンガーが敵に大ダメージを与えられるというわけだ。

4.最初は上下レーン2体、中央レーン1体という体制になるように
初動は上レーンに2体、下レーンに2体、中央レーンに1体という構成になるようポケモンを配置したい。さらに、敵から一方的に攻撃されないよう、上下レーンに最低1体は遠隔攻撃が可能なポケモンを組み合わせておきたい。


▲自分がどのレーンに向かいたいかはバトル準備画面で仲間に知らせることが可能。中央レーンは野生ポケモンを素早く倒した後に上下レーンの援護へと向かおう。


▲上下レーンでは、中央に配置されている野生ポケモンを相手と取り合うことになるだろう。本作では止めをした側が経験値をもらえるため、この位置にいる野良ポケモンをより多く倒した方がレベル差で優位に立つことができる。

5.倒すと効果が得られる野生ポケモンを知ろう
最後に覚えておきたいのは、倒すことでバトルに有利な効果を得られる野生ポケモンがいるということ。最も重要なのが残り2分で出現する「サンダー」で、止めをさせれば50エオスエナジーが得られるほか、相手ポケモンに妨害効果のある範囲攻撃が飛ぶ。さらに、全ての相手ゴールを故障させることができるため不利な状況からの逆転も可能となる。


▲終盤リードしている場面では無理にサンダーを倒す必要性がないため、敵にサンダーを倒されないよう守りを固めよう。

そして、サンダーを巡った終盤戦に向けて、序~中盤の肝となるのが下レーン中央に出現する「カジリガメ」だ。「カジリガメ」を倒すことでチーム全体に大量の経験値が得られるため、相手とのレベル差が明確に出る。さらに、シールドも付与されるため、そのまま押し切って一気に相手ゴールを破壊するといった動きも可能になる。


▲現在の環境では、最初にカジリガメが出現する7分前後から下レーンに全てのポケモンが集まって集団戦を行うことが多い。ここで押し負けないよう、中央や相手エリアに出現する野生ポケモンを1匹でも多く倒しておけば展開を有利に運ぶことができる。

そのほか、相手のゴールエリアを故障させることができる「ロトム」、HPの低い野生ポケモンへのダメージが増加する「ルンパッパ」、攻撃を命中させることで相手ポケモンの移動速度を下げられる「バッフロン」などがいる。


▲中央レーンに出現する「ルンパッパ」と「バッフロン」は経験値量も多いため、復活するたびこまめに倒しておきたい。

ここまで、『ポケモンユナイト』をより楽しめるよう戦略的なことを紹介させていただいたが、もちろん、「スタンダードバトル」や「クイックバトル」でさまざまなポケモンを使って遊んだり、友人と一緒にバトルをしたりとカジュアルに楽しめるのも本作の魅力。

実際、ポケモンを3Dで自由に動かせるというだけでも非常に楽しい。そこからさらに勝てる試合が増えてくれば、より本作を満喫できることは間違いない。ちょうど、本日(8月4日)16時に予定されているアップデートでは、8月6日16:00までの期間限定で「観戦機能のテスト解放」が行われる(関連記事)。今回、紹介したのは基礎的な部分だけだが、ユナイトバトルに慣れてきたら、上級者のバトルを観戦してより高度な戦略を身に付け、マスターランクを目指そう!


(文 編集部:山岡広樹)



■『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』
 

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1998年4月
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代表取締役社長 石原 恒和/代表取締役 宇都宮 崇人
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