鳴門ガレの森美術館、NFT鳴門美術館に改称 NFTの発行、審査、販売、流通ができるマーケットプレイスを提供



徳島県鳴門市の「鳴門ガレの森美術館」を管理運営する「一般財団法人鳴門ガレの森美術館」は、8月12日、「一般財団法人NFT鳴門美術館」と改称した。この改称に伴ない、11月より美術館名を「鳴門ガレの森美術館」から「NFT鳴門美術館」として再スタートするという。

日本国内における美術品及びアート作品のNFT化を普及する為、「一般財団法人NFT鳴門美術館」をスタートすることとなった。同法人は、美術品及びアート作品に関するNFTの発行、審査、販売(一次販売)、流通(二次販売)ができるNFTのマーケットプレイスを提供する。NFTの販売、流通に特化した美術館の設立は日本初となる。

■ 当法人の概要
名称:一般財団法人NFT鳴門美術館
所在地: 徳島県鳴門市撫養町林崎字北殿149番地

■当法人の主な事業内容
1.美術品の保存ならびに公開
2.イベント事業による地域社会への貢献
3.文化事業の普及
4.諸外国諸国との文化交流事業
5.美術文化とデジタル文化に関する融合とNFTに関するすべての業務
6.前各号に付帯関連する一切の事業

■当法人のNFT事業の内容

1.募集・審査(ソーシング)
・市場調査
・募集
・作品・権利審査

2.発行(NFT化)
・作品用意
・ブロックチェーン選定
・ウォレット等インフラ用意
・必要暗号資産用意
・NFT登録・発行

3.マーケット出展・管理
・NFT原画の管理

4.PR企画・2次流通(プロミネンス活動)

5.作品カストディ・輸送・保険
・展示
・NFT原画の現物印刷、版画印刷

6.バックオフィス管理
・会計処理
・権利移転手続き等


■NFTとは
「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」とは、「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」。基盤技術にブロックチェーンを活用することで、これまで海賊版ともいわれていたコピーが容易であったデジタルデータに対し、唯一無二な資産的価値を付与する。唯一無二の資産価値がデジタルの世界に生まれ、新たな売買市場を生み出す可能性のある技術として注目を浴びている。

この新しいデジタル資産NFTは、ビットコインやイーサリアムを始めとする暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される。国境を超えた取引が即時にできるデジタル世界に、現物の宝石や絵画などのような資産価値が生まれはじめており、近年では中には数億円の価格が付くデジタルアート作品も登場している。