バンダイナムコHD、IP軸戦略推進のため映像事業3社と音楽・ライブイベント事業3社を来年4月にそれぞれ統合
バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(10月19日)、IP軸戦略のさらなる強化を目的に、映像事業会社3社の統合と音楽・ライブイベント事業会社3社の統合を実施すると発表した。来年4月1日付でIPプロデュースユニットに所属する会社の再編を行い、映像事業を展開する会社3社を1社に統合するとともに、音楽・ライブイベント事業を展開する3社を1社に統合する。ここ数年、IP軸戦略と銘打って組織再編を行っていたが、再び大規模な再編を行う。
映像事業では、サンライズを存続会社として、バンダイナムコアーツの映像事業、バンダイナムコライツマーケティングを統合する。音楽・ライブイベント事業においては、バンダイナムコアーツを存続会社とし、バンダイナムコライブクリエイティブとサンライズミュージックを統合する。いずれも新会社の名称は未定。
なお、この組織再編により映像事業、音楽事業、ライブイベント事業の強みを最大限活かせるように機能を集約してIP創出・プロデュース力をさらに強化することで、変化の速い業界において、よりスピーディな展開をはかっていく。この組織再編に伴う2022年3月期連結業績への影響は軽微となる見込み。
■組織再編の目的
IPプロデュースユニットはIP創出を最大のミッションとし、映像事業、音楽事業、ライブイベント事業の各事業を相互連携することで、IPの世界観をプロデュースし育成をはかっている。さらにグループの各ユニットと連携することでIPの価値を最大化することを目指している。
ユニット内の映像事業、音楽・ライブイベント事業を集約することで、IP創出や育成に関する各社が保有する異なるノウハウや強み、外部パートナーとのネットワークなどの共有を行うとともに、保有するIPや楽曲の効果的な活用をはかる。また、人材交流などによりIP創出やプロデュースに関わる人材の育成を強化する。これらの取り組みにより、IP軸戦略の核となるIPの創出やプロデュース力をさらに強化することを目指す。
■組織再編の要旨(予定)
(1)映像事業における再編
映像事業においては、サンライズを承継会社とするバンダイナムコアーツの映像事業の吸収分割を行うとともに、サンライズを存続会社、バンダイナムコライツマーケティングを消滅会社とする吸収合併を行う。
【日程】
10月15日:バンダイナムコアーツ、バンダイナムコライツマーケティングにおける取締役会決議
10月18日:サンライズにおける取締役会決議
10月19日:当社における取締役会決議
2月:サンライズ、バンダイナムコアーツ、バンダイナムコライツマーケティングにおける吸収分割・吸収合併に関する契約締結
3月:サンライズ、バンダイナムコアーツ、バンダイナムコライツマーケティングにおける臨時株主総会(再編承認)
4月1日:効力発生日
(2)音楽・ライブイベント事業における再編
音楽・ライブイベント事業においては、バンダイナムコアーツを存続会社、バンダイナムコライブクリエイティブとサンライズミュージックを消滅会社とする吸収合併を行う。
【日程】
10月15日:バンダイナムコアーツ、㈱バンダイナムコライブクリエイティブにおける取締役会決議
10月18日:サンライズミュージックにおける取締役会決議
10月19日 当社における取締役会決議
2月:バンダイナムコアーツ、バンダイナムコライブクリエイティブ、サンライズミュージックにおける吸収合併に関する契約締結
3月:バンダイナムコアーツ、バンダイナムコライブクリエイティブ、サンライズミュージックにおける臨時株主総会(再編承認)
4月1日:効力発生日
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- サンライズミュージック(現バンダイナムコミュージックライブ)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコミュージックライブ
- 設立
- 1983年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 垰 義孝
- 決算期
- 3月
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコフィルムワークス
- 設立
- 1976年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅沼 誠