【資金調達】ケイブ、でらゲーと資本提携…第三者割当による新株発行で概算5.8億円を調達　新株発行後でらげーは第2位株主に

ケイブ<3760>は、11月1日、でらゲーとの間で資本提携を行うことと、でらゲーを割当先とした第三者割当による新株式を発行することを発表した。

資本提携の目的は、両社との間で安定的な資本関係を構築すること、強固な提携関係を構築することによって両社の発展を目指すとともに両社のシナジーを実現し、それぞれの企業価値を向上させることにある。本資本提携によりゲーム開発などにおける優れた知見の共有を図り、強固な関係を築くことで、新たな事業機会の創出とエンターテイメント市場におけるプレゼンスの拡大が可能になり、株主価値の向上につながると考えているという。

また、でらゲーを割当先とした第三者割当により、1株あたり908円で65万株を発行することで差引手取概算額5億8720万9150円を調達することで、自己資本の回復を図り、財務体質の改善を図るとともに、資金使途への充当を通じて当社の企業価値の向上を見込んでいる。

調達する資金の具体的な使途は、「東方Project」のIP許諾に伴う新規ゲーム開発費用として4億2600万円（2021年11月～2023年1月）、非ゲーム事業における海外新規事業の展開に1億6100万円（2021年11月～2024年3月）を予定している。

なお、本第三者割当による業績への影響については、軽微な見込みとしている。また、この第三者割当後には、でらゲーが議決権所有割合の11.06を保有する第2位株主となる予定だ。