【ゲーム株概況(11/2)】でらゲーとの資本提携で新作開発の進展期待のケイブがS高 『アラド戦記モバイル』に関心のネクソンは大幅続伸 グリーは4ケタ大台乗せ
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11月2日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反落し、前日比126.18円安の2万9520.90円で取引を終えた。前日に700円超の急騰を演じていたこともあり、朝方から利益確定の売り物が先行した。ただ、今後実施されるであろう経済対策への期待が下支えとなり、売り一巡後は底堅さを見せる展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>とドリコム<3793>がストップ高し、ユークス<4334>も一時ストップ高まで買われた。ケイブは、前日11月1日にでらゲーと資本提携し、第三者割当による新株発行で約5.8億円の資金調達を実施すると発表したことが市場の関心を集めている。この資金調達で、「東方Project」のIP許諾に伴う新規ゲーム開発が進むことへの期待が先行しているようだ。
また、ネクソン<3659>が大幅続伸し、2000円台を回復してきた。ネクソンは、前日1日に韓国において『アラド戦記モバイル』を2022年第1四半期に配信開始予定であることを明らかにしたことが株価の刺激材料となったもよう。
ほか、メタバース関連として物色を集めたグリー<3632>が大幅続伸し、終値ベースで1000円大台乗せを示現した。
半面、Aiming<3911>やgumi<3903>、カヤック<3904>などが売られ、東海東京証券がレーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げし、目標株価も3730円から3030円に引き下げたカプコン<9697>もさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659